磯のヒラスズキゲーム・厳寒期のテクニカルノート【PART2 シュートフィッシング】
遊びゴコロを忘れずに…
経験を重ねることで傾向と対策の精度が高まるはずなのだが、気ままなアングラー(私を含めて)は同じシチュエーションで同じ攻め方をするわけではない。マイブームであったり、使用ルアーによってレンジや釣りの組み立てがかわったり、新規のポイントが増えたりと、実際にしっかりとしたデータを取り続けることは容易ではない。しかし、いつの間にか必然的にエリアの引き出しが増えていくわけである。
過去のデータから大まかな傾向はわかるのだが、精度は微妙で年回りによってズレが生じているようである。今までいろいろな方法でヒラスズキと向き合ってきたが、最近ではそれぐらいラフな方が楽しいのではないかと感じるようになった。
ヒラスズキ釣りは確かめ算の釣りと思っている。「いるのではないか?」という疑いを晴らすのが最も楽しいつき合い方のような気がする。
精度を追及して数を追うにしたがっておもしろみは確実に減り、楽しいはずの釣りが作業に思えてくる。そういったことから、私自身は曖昧なデータを取り、人間らしいこだわりを持ち、遊びの要素を多く取り入れながらヒラスズキと向き合っていきたい。隠されたピースを捜し続けることが、楽しさを持続させて長くつき合えるコツなのかもしれない。
(SWゲームフィッシングマガジン 2014年2月号より)
※上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。
スポンサーリンク
※文章・写真・記事などのコンテンツの無断での転用は一切禁止です(詳細はサイトポリシーをご確認下さい)。