磯のヒラスズキゲーム・厳寒期のテクニカルノート【PART1 ナチュラルドリフト】
ルアー選択
[spacer]私はよほどでない限り、ベイトに合わせたルアーセレクトはしない。サイズやタイプを選択する際に目安としているのはサラシの厚みである。基本的には12～17.5㌢の範囲で、サラシが弱いときは小さめのルアーでごまかし、強いときはロングシルエットで目立たせるといった具合だ。
その中で最近特にハマッているのがバス用のジャークベイトである。このルアーはフラットな形状で薄めにシェイプされており、流れに強くてヒラを打たせやすいため容易に口を使わせることができる。そして、最大の特徴は風に強いことである。通常のミノーならラインが風の抵抗を受けてピンポイントをはずしてしまうこともあるが、ジャークベイトは少々の風ならブレることがない。
キャストの心得
[spacer]磯ヒラゲームにおけるキャストは技術よりもタイミングの方がはるかに重要である。サラシが広がるタイミングで漠然とキャストしていたのでは、狡猾な大型に口を使わせることができない。
たとえば、想定したピンポイントに流れが発生するタイミングであったり、波の数が多くて常にサラシが濃い状況の中、一瞬サラシが消えかけるタイミングを狙ってキャストするのが得策だ。狙いのポイントの状況をよく観察し、そこから逆算してタイミングを決めるクセをつけたい。
ポイントをじっくりと観察する前にキャストするのはNG。まずはヒラスズキのつき場を想定してそこへ向かう流れにルアーを委ねられるよう、逆算してキャストのタイミングを決定するように心がけたい。
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