尺メバルを手中におさめるノウハウとは?
釣果に繋がる試み
メバル釣りにおいて重要な要素の1つに「面倒がらない」ということがあげられる。冬の夜釣りなのでついつい面倒になって単調な攻めで通しがちだが、ベイトを見てもワームすらつけかえないというのでは釣果を上げるのは難しい。
いずれにしても、目がよい魚なので一辺倒な攻めでは思うような釣果が得られないことは確かだ。状況に応じたこまめなルアーローテーションが大物を釣り上げる近道といえるだろう。
確実に取り込むためのスキル
この時期のフィールドにありがちなのがホンダワラなど海藻類が形成するウィードジャングル。メバルはこれを利用してベイトを待ち伏せたりしている。ただ、この時期の海藻は海面近くまでのびていたり、波によって不規則に揺れたりするなど、アングラーからすると攻略が難しいストラクチャーの代表格ともいえる。加えてメバルはナイトゲームがメーンなので日中にポイントを下見しておくことが欠かせない。また、油断するとすぐにウィード帯に潜られてしまう。そこで、メバルに主導権を与えない超ゴリ巻きで対応する。ヒットした瞬間にロッドを立て、可能な限り素早く寄せてくるというパターンだ。
メバルの口は非常にかたく、尺クラスになると力強さもあいまってフックがのばされることも珍しくない。そういったことも踏まえてややオーバー気味に合わせてメバルをこちらに向かせ、反転する隙を与えずに抜き上げる。少々釣り味に欠ける印象を持つかもしれないが、実際に大型がヒットしたときは超ゴリ巻きでも根を切るのが精一杯だ。釣り上げるまでスリリングな時間が味わえるのがシャローゲームの魅力といえるかもしれない。
(SWゲームフィッシングマガジン 2016年2月号より)
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