激流のビッグシーバスにアタック!!

アプローチパターン

①まずは狙いの流れの壁の位置を確認してキャスト。その後は糸フケを回収せずに流れのしも手側にロッドを倒し、膨らんだラインの軌道を作る。
②流れの壁が遠ければサミングやレバーブレーキリールを逆転させてしも手に流す（※最初のバイトチャンス）。

③ルアーが狙いの位置まで到達したら軽く糸フケを取り、ラインテンションを少しかけることでルアーを本流から弾き出す（※２回めのバイトチャンス。このとき、ラインテンションをかけ過ぎるとせっかく作ったラインの軌道が直線的になってしまうので要注意）。
④しばらくしたらルアーが反転流の流れに乗って本流に戻ろうとする。このとき、かみ手側にロッドを倒して膨らんだラインの軌道を作る。この軌道を崩すことなくルアーを流れの壁に限りなく線に近い状態で通す（※ここが最大のバイトチャンス）。

ヒットに持ち込むには繊細なラインメンディングが最重要課題となります。

以上が一連のアプローチパターンですが、これはあくまでも２次元での解説であり、実際の３次元の釣りになると慣れが必要です。ただ、2次元の攻略が自分のモノになればラインを出す量やテンションの強弱によりレンジを調整ができるようになります。本流の強さにもよりますが、レンジコントロールは同じルアーで数㍍にもおよびます。

私自身、「今はレンジが何㍍」といったところまで明確に把握できているわけではありませんが、このアプローチの精度を磨くことでアングラーとしての資質が上がると確信していまし、何やっても食わないときにも非常に有効な釣り方です。なお、ラインスラックを多く取ったり、水に接するラインの量が多いぶん、流れの抵抗が大きくなってルアーが深く潜ることを覚えておいて下さい。

また、このアプローチは海峡だけでなく河川の攻略にも役立ちます。ドリフト釣法も慣れや理解度によって渋いときこそ差が出るのでぜひトライして下さい。

使用タックル

【ロッド】
ゴールデンミーン・アウトレンジORS-94P
しまなみエリアのあらゆる激流域でテストを繰り返し、激流から余裕を持ってランカーシーバスをキャッチできるパワーを有する。また、非常に張りがあってレギュラーファストテーパーで伝達振動性に優れ、複雑な潮流変化を手もとに伝えてくれる。
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【リール】
シマノ・BBX-RemareP5000DHG
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【ライン】
山豊テグス・FAMELショアジギングPE２号 適度な張りによってラインコントロールが容易となる４本組みのPEライン。耐久性、強度ともに絶大な信頼を寄せている。
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【リーダー】
山豊テグス・FAMEL SUPER SHOCK LEADER40Lb

【ルアー】
ペニーサックは激流域での情報伝達能力が秀逸でこのルアーだけで十分に釣りを成立させることができる。
ハルシオンシステム・ペニーサック（初代）
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ハルシオンシステム・ペニーサック（タングステン）
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スプーナー110（ハンドメイドルアー）
私が４年かけて開発からテストまで携わったハンドメイドルアー。流れの負荷に応じてペンシルとミノーの可変アクションを演出でき、水面直下でバイトを誘うリップレスベイト。

【ウェア】
厳寒期に暖かく釣りができるウェア類。中でも冬のイチ押しは膝上からつま先までネオプレン素材になっているハイブリッドウェーダー。機動性が非常に高いので安全性はもちろん、暖かくて快適に釣りを楽しむことができる。

アングラーズデザイン・ヒートジャケット

アングラーズデザイン・ハイブリットチェストウェーダーⅢ
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アングラーズデザイン・アドバンスウェーディングシューズ
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アングラーズデザイン・エクストリームⅢ
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【山先亮一・プロフィール】

ホームの瀬戸内海をメーンに数々のランカーシーバスをキャッチしている実力派アングラー。実戦主義の確かな視点で新たな攻略パターンを追求しそれを発信している。