【オフショアジギング】ブリ狙いの常勝ルーティーン | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

【オフショアジギング】ブリ狙いの常勝ルーティーン

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まずはセオリー通りにボトム狙いを意識

1月中ごろから春先にかけては水温が大きく低下する時期であり、ブリを狙う場合は深場のポイントが主体となる。そして、ボトム付近をていねいに探る展開となることが多く、スタートはストレスなく底が取れる重めのジグをチョイスする。形状は操作性とアピール力を考慮してセンターバランスのセミロング。カラーは早朝の時間帯に深場を狙うことから視認性の高いピンク系かパール系、もしくはグローの入ったものを選ぶことが多い。

船長からタナの指示があった場合はその範囲をていねいに探り、特に指示がない場合は魚探の反応があるレンジを中心にボトムから30㍍ほどの範囲を意識して探る。この時期のブリはボトムから宙層まで浮き上がって捕食することが少なく、特に大型はボトム付近でのヒットが多いからだ。

魚探の情報から状況を推測

その日の状況を見極めるには、魚探に映るベイトやターゲットの様子はもちろん、同船者の状況を確認することも大切である。そのあたりも含めて魚探の反応を基にした立ち回り方の例をあげると…。

①ターゲットの反応があり、食い気がある場合…同船者のヒットパターンを確認してジグの形状やウェート、カラーを合わせることはとても重要である。また、ヒットの要因がアクションスピードやジャークパターンであることも多い。同船者の釣果はまさにその日の状況を表わしており、単に釣り方を真似るだけではなくヒットパターンを見つけるためにもしっかりと観察したい。

②反応はあるものの船の下をすぐに通過する場合…ソナーや魚探で反応を捜してそこにつけることが多い。船長の合図とともにジグを投入するが、誰よりも早く反応のあるタナにジグを届けるために周囲よりも重くてフォールスピードの速いジグを使用する。また、フォールスピードを速くするためにラインの細いタックルにチェンジするのも効果的だ。

③反応が薄く点在しており、とらえきれない場合…1月中ごろから春先にかけては魚の活性が低く、このようなパターンになることも少なくない。この場合、食い気のある群れや個体を求めてポイントを広く探り、ポツポツと拾っていく展開となる。

ドテラで船を流しながら探ることが多くなり、ラインが斜めになって着底感が薄れる。そのため、ボトム付近を中心に狙う場合、通常は重めのジグを使用することになる。しかし、ターゲットが船のプレッシャーを避けている、もしくはひと流しの時間が長いときは底が取れるギリギリの重さのジグをチョイスし、ラインを送り込むことでジグと船の距離を取りながらボトムから一定の範囲をネチネチと探るパターンが有効な場合もある。

たくさんのラインが出るため、ロングロッドを用いた大きなアクションで遠くにあるジグを動かすように意識したい。また、わずかな力の伝達でもイレギュラーな動きをするレスポンスのよいジグや、ステイの際に横向きの姿勢を維持しやすいタイプもゆっくりと誘う場合には効果的である。

以上はあくまでも一例であり、その日のパターンはベイトの種類やサイズによっても大きく異なる。とにかく周囲の状況をよく観察し、自身の引き出しをフルに使って次の一手を考えていくことになる。

オフショアジギング ブリ2

ラインが斜めになるドテラ流しでは使用するロッドやジグのチョイスなどにも気を配る必要がある。

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