【磯のヒラスズキゲーム入門】危険回避能力と水中の状況を察知する感覚を磨く | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 6

【磯のヒラスズキゲーム入門】危険回避能力と水中の状況を察知する感覚を磨く

[spacer]

まずは情報をチェック

磯でヒラスズキを狙う場合、「北西の風7㍍、沖合の波高2.5㍍」というのがベストな条件であると考えている。ただ、これらは一般的に非常に危険な状況であることを認識しておいてほしい。数字はあくまでも平均値で10㍍の突風が吹いたり、3㍍を越えるウネリが入ることも想定しておきたい。

私の場合、サラシが発生しやすい地形、潮通しのポイントなら沖合の波高1.5~2㍍で喜んで釣行プランを立てている。ただ、ウネリをともなう1.5㍍の波高とウネリの入っていない1.5㍍はまったくの別物だ。沿岸の波高0.7~1.0㍍を基準に、波の向きと周期を調べてより安全性を追求したい。

自分の目で見て確かめる

私は独学で磯ヒラゲームを楽しんできたため、始めたころは沖合の波高が3㍍以上のときも釣行していた。そして、春シーズンのある日、波高2.5㍍の状況下で南向きの低い地磯にエントリーしたのだが、ポイントに到着して恐怖心を覚えた。磯ヒラゲームでは波高2.5㍍がベストというのはアングラーの共通認識だと思うが、やはり足場の低い磯では厳しい。

そういったことからもデータや理論からだけではなく、実際のフィールドにおいてポイントから少し離れた場所で状況を観察することも不可欠だ。もちろん場合によっては引き返す勇気も必要である。少し移動すれば安全に釣りができるポイントがあるはずだし、そうやって自身の引き出しを増やして状況判断のスキルを磨いていってほしい。また、いくら恐怖を感じないからといっても沖合の波高が2.5㍍以上あるときは釣行を控えることだ。

最後に意外と軽視されがちなのがポイントに向かう前の準備運動である。スポーツの前はアキレス腱をのばしたり、関節をやわらかくすることが不可欠だが、釣り場でこれを実践するアングラーを見かけたことがない。これではケガをしない方が不思議である。みなさんも「怖がりなヒラ師」を目差して必ず準備体操を行なってほしい。

磯ヒラスズキ 入門7
まずは自身のスタイルを確立しよう!!

大自然を相手に楽しむゲームなので、釣果よりも安全性を重視した自身のスタイルを築き上げることが先決だ。使用タックル、フィールドや条件に対する対応力、アプローチパターン…。この釣りに求められるさまざまな要素をトータルに消化した自身のスタイルが確立できれば、普遍的なものとして生かすことができる。

[spacer]

【磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


スポンサーリンク

[spacer]

この記事が気に入ったら
いいね!しよう