【ライトオフショアゲーム基礎講座③】タチウオジギング | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

【ライトオフショアゲーム基礎講座③】タチウオジギング

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タックル考察

私の場合、ロッドはアングラーズリパブリック・メタルウィッチMTGC611M(マダイ)を愛用している。タイラバ用のロッドだが、グラストップで全体的にやわらかく、100㌘前後のジグも快適にシャクれる。胴調子の方がタチウオジギングには向いているだろう。

リールはシマノ・カルカッタコンクエストタイプJ200PG。パワーギヤは巻き上げがスムーズで、ローギヤでスローなアクションにも対応しやすい。また、ある程度の高速巻きも可能で、基本的にはスローなアクションを多用するため、小は大を兼ねる?といった感じで愛用している。

その他のタックルについては以下を参考にしてほしい。

●ライン…遊漁船によっては号数の指定もあるが、PE1~1.5号が基本となる。高切れなどのライントラブルを考慮して200~300㍍は巻いておきたい。

●リーダー…フロロ4~5号(3㍍)をFGノットで結束している。強度が保てる範囲で結びコブはできるだけ小さくしておきたい。また、このコブを目がけてタチウオがバイトしてくることもあるので、黒マジックなどで塗って目立たなくしておこう。同様にジグの近くにPEの白いマーカーがくるのも避けたいところだ。

ワイヤーに関しては賛否両論あるが、私の場合は基本的に使用しており、2号程度を60㌢ほどセットするのがベストと考えている。というのもタチウオの場合は鋭利な歯だけでなく、腹ビレでリーダーを切られることもある。胴体にフッキングした場合は魚体にリーダーがからむこともあるので長めにしている。

●ジグ…100㌘前後のタチウオ用ジグをメーンに使用。カラーはピンク、パープル、チャート、シルバー、赤金系を各2~3個ほど用意しておけば万全だ。リヤには必ずタチウオ用のトレブルフック(バーブレス)をセットしておきたい。

シャクり方とジグのカラーでほぼ釣果が決まるのがタチウオジギングだ。まずはワンピッチジャークにおける食わせの間の作り方をいろいろと工夫し、カラーローテーションも含めて攻め手を増やすように意識したい。

タチウオジギング 入門3

注意点

ラインの号数とジグのウェートを事前に船長に確認しておくと当日の釣りがスムーズになる。同船者のタックルバランスを統一することでオマツリなどのトラブルを軽減できるし、ヒットパターンにも合わせやすい。また、ジグを投入するタイミングは必ず船長の指示に従おう。出遅れた場合は船の動きが落ち着いてから投入したり、周囲の釣り人のタイミングに合わせて落とせばよいだろう。

ファイトについては基本的にゴリ巻きでOK。指4本半までならラインが出ないようにドラグを締めておくのが理想だ。取り込みに手間取ると、同船者のラインにからんで最悪の場合はラインを切ってしまうこともある。万が一、オマツリした場合はひと声かけて自分のラインを切るくらいの気持ちが大切だ。みんなで助け合いながら気持ちよく釣ることこそ釣果をのばす最大の秘訣かもしれない。

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(SWゲームフィッシングマガジン 2014年1月号より)

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