アジングに必要な感度を最大限に上げる方法 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

アジングに必要な感度を最大限に上げる方法

悪条件時の対処法

ラインメンディング

軽量リグを使用することが多いアジングにおいて大きな弊害となるのが風です。特に横風の状況下ではラインを持っていかれやすく、リグの初動が分かりづらくなります。ただ、完全に防ぐ術はないものの、ちょっとした意識でかなり緩和できることはいくつかあります。

まずはライナー気味にキャストすること。これは強風時の基本でラインを少しでもはらませないようにするためです。そして、着水前にスプールに手を添えて軽くサミングします。これにより飛距離は若干落ちるものの、ラインをさらに直線に近い状態にすることができます。その後はすぐにティップを水面に近い位置、もしくは水中に突っ込んでラインを沈めます。

以上を実践するだけでラインが風の影響を受けにくくなり、さばきやすい状態となります。強風時はこういった細かい動作でラインのアソビを極力抑えることにより、操作感度と反響感度を高次元で維持することが可能となります。

アジング・感度アップ5
操作感度と反響感度を高次元で維持するには風対策も欠かせません。ちょっとしたことで風の影響を緩和して釣果に繋げることができます。

アクション

強風時でもアクションは特にかわりがありませんが、アングラーが従来の姿勢のままだとラインが風にあおられることもしばしば。そのようなときは座る、もしくはしゃがんで水面とラインの接地面が少しでも多くなるようにしましょう。

それでも対処できない場合はティップを水中に突っ込んでリトリーブします。この状態では当然ロッドワークによるアクションをつけにくいので、スローリトリーブからハンドル半回転ほど速巻きするなどして緩急をつけて誘いましょう。

リグセッティング

風が強くてアングラーが釣りにくい状況であっても、水中はさほどその影響を受けていないことが多く、アジの動きも極端にかわることはありません。状況的に前記したアクションで対応できる場合はよいのですが、距離的な対応になるとどうしてもリグウェートを上げなければアジが溜まっている場所まで届かないということもあります。アジが底べったりの状態だとボトムにシンカーを置くことができるスプリットショットリグなどを用いれば比較的簡単に対処できますが、浮き気味の場合はリトリーブスピードが極端に速くなってしまいます。

そのようなときはウェートを上げて距離を稼ぎながらも引き抵抗が強いジグヘッドやワームを選択します。それらをうまく組み合わせることで表層から宙層をゆっくりと引くことができます。

アジング・感度アップ6
アジング・感度アップ7
違和感レベルのアタリをとることがアジングの理想。そのためにはタックルセッティングもしっかりと煮詰める必要があります。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう