メバリング・スプリット&キャロライナリグ入門
遠投性&レンジサーチ力に優れるうえ、低活性時にも有効なナチュラルな動きを演出しやすいのがスプリットショット&キャロライナリグの強み。メバリングを目一杯楽しむならこの2つのパターンははずせません‼
解説:三好仁数
中間シンカーリグの概要
メバルゲームにおいて最もポピュラーなジグヘッドリグは、ラインの先にジグヘッドを接続しただけのシンプルな形態であり、いわばワームをダイレクトに操作するリグといえます。
一方、スプリットショットリグやキャロライナリグでは、ワームから少し離れた位置にシンカーをセットします。前者はラインの先端にセットしたジグヘッドから30~50㌢ほど離した位置にガン玉などを打ちます。後者は専用のキャロシンカーに通したラインの先にサルカンを結び、そこに結束したリーダーの先端にジグヘッドもしくはフックを取りつけるといった形態です。
これらのリグの場合、ロッドで直接操作するのは支点となるシンカーですから、リーダーを介した先にあるワームはある程度フリーな状態となります。そのぶん潮流になじみやすく、よりナチュラルな動きを演出して活性の低いターゲットへ効果的にアピールすることができます。ジグヘッドリグの直線的な動きには魚が反応を示さないといった状況ではその実力が際立つことでしょう。
また、ジグヘッドのサイズをかえずともシンカーの重さをプラスすることで遠投性や沈下の速さが向上しますから、ワームのナチュラルな動きはそのままでより潮流の速いゾーンや遠方のポイントに送り込むといったことも容易に実現できます。
なお、リグの中ほどに支点があることでシンカーとワームがからみやすいというデメリットがあります。キャスト時などはその点に気をつけましょう。
厳寒期にこそ大活躍‼
1~2月の厳寒期は水温の低さとベイトの少なさからメバルの活性が低く、たいていは深場でジッとしています。そのため、1㌘台と軽いウェートが基本となるジグヘッドリグでは攻めきれない場面が多く、中間シンカー系のリグが欠かせません。また、型物が多い急潮流ポイントを攻める際にも中間シンカーリグがマッチします。
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