大型青物の時合を知らせるタイミングについて|【ショア大型青物への道 vol.18】
2020年は下半期に入って満足に釣行できない日々が続いていましたが、秋になってようやく本格的に釣りを再開。私の大本命である大型ヒラマサを狙って地磯に通った一連の釣行の模様をレポートさせていただきます…
Text & Photo 越智信清
久々に清々しい釣りを満喫
すっかり秋の雰囲気になりましたが、みなさまは楽しい釣りをされているでしょうか。私はしばらくの間、満足に釣行できない日々が続きました。こんなことは長く釣りをしていて初めての経験です。今年は新型コロナウイルスの蔓延や水害の頻発など、未経験の状況に驚かされてばかりですが、それでも9月中旬からはようやく落ち着いて釣りに行けるようになりました。ブランクの影響もあり釣果はイマイチでしたが、最近の釣行についてご報告させていただきますのでおつき合い下さい。
9月中旬の週末、私にしては珍しく4本のロッドとたくさんのルアーを車に積み込みました。当日の天気予報と潮汐予報から数個所の地磯を頭に思い浮かべて車を走らせます。要するに狙いの魚が決まらないまま出発したわけです。目的地周辺に到着したところで小休止。ここで「よし、今日はのんびりと一発大物いだ!!」と決心がつき、滅多に人に出会わない荒磯へと向かいました。
駐車場所に到着すると予想通りに誰もおらず、最も強いタックルとプラグ3本を持って地磯に降りました。この地磯はまさに荒磯といえるポイントで圧倒的な激流に深い水深、そして大きなシモリがあるので大きなプラグがよく似合います。気持ちよくキャストを繰り返した結果、ハマチのチェイスが数回あっただけでしたが、非常に清々しい釣りができ、満足して竿を置きました。
狙いはやはり大型ヒラマサ
翌週は天気予報と潮汐予報から居着きのヒラマサのヒットが期待できると考えて釣行しました。エントリーした地磯は青物が狭い範囲を定期的に回遊するような感じで地形もなだらか。そのため、PE5号のミドルタックルで挑むことにしました。
ポイントに立つと薄いサラシが発生していたため、様子見でヒラスズキを狙うと1投めから魚の姿を確認することができました。そして、2投めにしっかりと食わせ、中型ながらしっかりと脂が乗っていそうなヒラスズキをキャッチすることができました。
早々にお土産を確保したところで本命の青物を狙うことに。詳細は後述しますが、この地磯でヒラマサやカンパチの反応があるタイミングはいつも同じです。そこで、そのタイミングが訪れるまでのんびりとポッパーやダイビングペンシルを投げることにしました。
キャストを続けていると、ポッパーの後方でモワモワと水面が揺れました。次のキャストではていねいにルアーを操作して食わせにかかると狙い通りにヒット!! キャッチしたのは70㌢ほどのハマチでした。狙いの大型ではありませんが、久々に青物を手にしてうれしい限りです。
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