美味なスジアラを求めてハイポテンシャルなフィールドにアタック!!|【F.R.E.A.M.vol.16】
長い自粛期間を経て本格的な釣行を再開。鹿児島県・甑島のスジアラにアタックしてきました。現地での滞在時間は短かったものの、ハイポテンシャルなフィールドで寝る間を惜しんで釣りを楽しんできました!!
Text & Photo:KFC・東村純孝
夏の甑島はスジアラ狙いで決まり!!
新型コロナウイルスの影響が続く中、みなさまいかがお過ごしでしょうか? 我々KFCメンバーも長い自粛期間を経て、緊急事態宣言解除後はボチボチと釣行を再開しています。
6月19日には県をまたぐ移動の自粛が解除され、これを受けて今年初となる離島遠征に行ってきました。向かった先は甑島。遠征とはいえ、私が住む鹿児島県にある離島です。当初は渡船を利用しての釣行を考えましたが、未だ感染のリスクもあるということで、車を利用してフェリーでの遠征としました。
当サイトで以前にもご紹介したことがありますが(過去の記事はコチラ→【スジアラ狙いのロックショアゲーム】)、この時期の甑島といえば何といってもスジアラです。メインターゲットをスジアラに絞り、期待に胸を躍らせてフェリーに乗り込みました。11時ごろに鹿児島県・串木野港を出航し、約2時間半で目的地の甑島に到着しました。
今回の遠征はスケジュール的に翌日の正午ごろまでしか釣りができないので、時間的にあまり余裕がありません。そこで、フェリーを降りてすぐに1個所めのポイントへ直行しました。
痛恨のラインブレイク
最初に選んだポイントは大きな水道部に潮が走るポイント。ちょうど干潮の時間帯でした。以前にも何度かこのエリアで竿を出しているのですが、ここは潮流が落ち着く満潮、もしくは干潮前後のタイミングでよい反応を得られました。そこで、今回も干潮から上潮が走り出すまでのタイミングに狙いを絞り、キャストを開始しました。
1投め、根が点在するシャローエリアにミノーをキャストしてリトリーブしていると、いきなり「ガツン!!」と食ってきました。しかし…、合わせを入れると「プチッ」とPEラインがブレイク(泣)。ラインが傷んでいたようで痛恨の高切れです。興奮と憤りと不甲斐なさが一気に押し寄せます。震える手でノットを組み直してキャストを再開するも、すぐに上潮が効き出して激流になったため、後ろ髪を引かれながらも2個所めのポイントへ向かいました。
重量感のあるアタリでスジアラがヒット!!
続いてやってきたのは岬が絡んでいて潮通しがよく、スジアラがつきそうな浅根もあるポイントです。事前にグーグルマップで地形を確認していたのですが、最もよさそうな根の位置の距離感が分かりませんでした。実際にポイントに立って根の位置を確認すると、ルアーがギリギリ届くかどうかという距離でした。
さっそく手持ちのミノーで最も飛距離の出るタイプをセットしてキャスト開始。しかし、先ほどの高切れの影響もあるのか、狙いの浅根にルアーが届きません。そこで、少し移動してミノーが届きそうな位置に入り直し、風のタイミングを見計らって狙いのスポットへフルキャスト。今度は根の向こう側に着水しました。
食い気をあおるように速めのリトリーブで根の上にルアーを通過させると、根のトップ付近で「ゴン!!」と重量感のあるアタリが伝わってきました。これをヒットに持ち込むと魚が「ジジッ」とドラグを鳴らして泳ぎ出したため、潜られないようにリフトをかけて応戦します。
根から離すことに成功して寄せてくると、30㍍ほど沖で魚が浮上しました。赤茶色の魚体が確認できたので本命のスジアラであることを確信。慎重に足もとまで寄せてきて、最後は波に乗せて無事にキャッチしました!!
スジアラが狙いの場所についていてくれたことと、比較的早い段階で狙いの魚をキャッチできたことにより、かなり気が楽になりました。このスジアラはキビナゴをたらふく捕食していました。
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