【シーバスゲーム】ベイトの動向がカギを握るベイエリアの攻略法を解説 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

【シーバスゲーム】ベイトの動向がカギを握るベイエリアの攻略法を解説

【シーバスゲーム】ベイエリアの期待度の高い条件

手がたい釣果を求めるならベイトの動向に注目しよう。今どこにどんなベイトが接岸しているのか? 近隣の釣り具店に足を運び、買い物ついでにいろいろと話を聞いてタイムリーな情報をゲットするのが得策だ。ベイトの回遊ルートや溜まり場が把握できれば、あとはタイドグラフや潮汐データを参考に、潮位差の大きな日や時間帯を狙って釣行する。

ちなみに、冬~春は比較的大きく潮が動く日没後のタイミングが狙い目となる。特にシーバスが好むイワシなどのベイトがいれば期待大で、タイミングが合えば「短時間で60㌢アップを含む3匹のシーバスをキャッチ!!」というような数釣りが楽しめる。

ベイエリアのシーバスゲーム
ベイエリアのシーバスゲーム
まずは情報を入手することからスタート。ベイト、潮の動きなどに注目して条件を複合的に照らし合わせてみよう。

【シーバスゲーム】ベイエリアのアプローチパターン

夜の波止や港湾部では、水深がある場所でも活性の上がったシーバスが表層付近でアタックしてくることが多くなる(日中でも活性が高ければ上層、低ければ底付近を中心に狙うというのがセオリー)。まずは表層付近を意識した飛距離の出るパイロットルアーで広範囲をサーチ。背後の安全を確認したうえでキャストしたら、ロッドをやや海面に向けてゆっくりとリトリーブしてみよう。

ベイトがいてシーバスの活性が高い状態(好時合)ならすぐに何かしらの反応があるはずだ。何となく雰囲気はあるのにアタらないとか、小さなアタリがでてもフッキングしないといった場合にはルアーのタイプやカラーを変更しよう。こまめに変更することでその日の当たりルアーが見つかるかもしれない。もちろん、あくまでもポイントにベイトがいることが前提だ。

ベイエリアのシーバスゲーム
ベイトの存在が確認できれば粘る価値あり。表層付近からチェックして反応がなければルアーチェンジで様子をうかがう。

実釣時の注意点

ラインがたるんだ状態でリールを巻くとダンゴができるなどライントラブルが起こりがち。そんなケアレスミスに注意して快適な釣りを展開したい。また、小さな漁港や小規模河川などでは自分の影を海面に落としたり、少しの物音を立てるだけでシーバスの警戒心が高まるので細心の注意を払おう。

それと、シーバスゲームではバラシが多発する。これは抵抗の大きなプラグにトレブルフックをセットするルアー特有の傾向だが、やわらかいロッドを使ったり、ルアーを小さくしたり、もしくはハリを大きくするなど、バラシを防ぐための方法はいくつかある。

さらに「素早く合わせ過ぎない」「むやみにロッドを立てない」「障害物がなければゆっくりとファイトする(ただし、決してラインを緩めてはいけない)」ということを意識すればバラシが軽減できるはずだ。ファイト時にロッドを立て過ぎるとシーバスが海面近くまで浮き、エラ洗いを連発するのでバラシが多発する。手前に寄せるまではむやみにロッドを立てずにやり取りするのがベストだ。他にもロッドの使いわけや高性能ドラグでの対応、レバーブレーキ付きリールの使用などもバラシを減らす有効な手段である。

取り込みに成功したらフィッシュグリップで魚の下アゴをがっちりとつかみ、ペンチやプライヤーでハリを外す。この作業を素手で行なうと、魚が暴れたときにハリが手に刺さる恐れがあるので絶対にNG。そして、リリースする場合は足場の低いところまで行ってやさしく放すようにしよう。また、素手で魚体をベタベタとさわると魚が弱るのでキープしない場合は素早く海に帰すように心がけたい。

【シーバスゲーム】ベイエリアでのレベルアップへの取り組み

この釣りに慣れてきたらどの方向に投げたときに食ったのか? また、ルアーに潮の流れの重みがどれほど加わっていたか? もしくはどの程度のスピードでルアーを引いているときにアタリがでたのか? といった具合にヒットの要因が見えてくるはず。特に潮の動きは重要な要素で、典型的な「流れる、止まる」を繰り返すような状況ではこの潮の流れを感じ取ることが釣果アップの秘訣となる。

ルアーを巻いていて「この感じはさっき釣れたのと同じ感じかも?」と思ったら、きたるべきバイトに備えて神経を集中させてリトリーブしよう。その中でルアーを速く巻いてみたり、わざと途中で止めるなどの工夫を取り入れる。そうやって自分なりの経験を積み、引き出しを増やすことがレベルアップに繋がるはずだ。

ベイエリアのシーバスゲーム
経験値を高めるためにもさまざまなことを考え、また海中の状況をイメージしながらアプローチすることが重要だ。

安全面とモラルに留意

釣り場の天候はかわりやすいもの。予想外の強風や大雨に見舞われるケースも多いので、事前の天候確認はもちろん、釣り場でも状況変化には常に注意して安全な釣りを心がけたい。

また、ベイトが多くて釣りやすい秋~初冬シーズンは、連日のようにシーバスアングラーで釣り場が賑わっています。先行者がいる場合は邪魔にならないように十分な距離を取ってアプローチを始める(餌を撒いて魚を集める釣りではないので最低でも15㍍は離れよう)。さらに、先行者の妨げになるような方向へルアーを投げるなどの行為は絶対に慎みたい。

他にも車は指定の駐車場に止め、近隣の方々の迷惑にならないように心がけよう。そして、ライフジャケットは必ず着用し、たとえ足場のよい港湾部でも慎重に行動して安全で楽しいシーバスゲームを満喫してほしい。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう