ショア青物・ヒット率アップに向けたポッパー使いのコツ|【南紀沿岸警備隊 vol.8】
コロナウイルスの影響で外出自粛の日々が続いていますが、今回は2020年1~2月に釣行した模様をお伝えします。近年、ショア青物ゲームにおいては例年のシーズナルパターンが当てはまらないことも多々ありますが、その中での私の悪戦苦闘ぶりをお楽しみ下さい。また、ポッパーにこだわった釣りを展開しましたので、きたるべき日に備えて私のパターンを参考にしていただければ幸いです…
Text & Photo 関口 剛
現在はコロナウイルスの感染拡大を防止するために外出の自粛が要請されています。その中で余暇には自宅で釣り具のメンテナンスを行なうのもいいでしょう。また、今回は以前(2020年1〜2月)の釣行の模様から改めてポッパーの有効性について考察しましたので、自宅で釣りにまつわる時間を過ごすための一助になれば幸いです。
年始から空振り続き
さて、黒潮蛇行の影響か、はたまた天変地異か、2020年冬の和歌山県・白浜エリアは海水温が非常に高く、年明けの時点で20度前後もありました。その中で北西風が吹いた日には磯に立っていたもののベイトが入ってこず、青物の回遊はほぼ確認できませんでした。
そんな中、1月末にサーフで青物の回遊があったとの情報を入手。こうなると磯で釣れるのもタイミングしだいです。ウネリによりサーフに濁りが入ると、磯周辺に回遊してくるのでとにかく天候待ちです。知り合いにサーフの釣況について詳しく聞くと、ベイトが小さいので30㌘以下のメタルジグやワームで釣れているとのことでした。
とはいえ、私の場合は魚が釣れなくても楽しい釣りをしたいので、勝負ルアーはポッパーです。これで磯への釣行を繰り返しましたが、なかなか釣果を得ることができませんでした。
不振の理由としては仕事の都合で朝まづめを狙うことができず、夕まづめに竿を出していたことがあげられます。四国や九州に比べると南紀は水深が浅いポイントが多いため、朝まづめを逃せば魚と出会うチャンスが少なくなってしまいます。
そんなある日、友人からメジロの釣果報告が。さっそくその日の夕方に合流して磯へ向かいました。しかし、残念ながらこの日も反応なし。魚の絶対数が少ないのか、自分が空回りしているだけなのか? 青物の回遊があるのは確かですが、なかなか魚を手にすることができませんでした。
待望の青物をキャッチ!!
翌週(2月上旬)、就業後によい風が吹いていたのですぐさま磯へ向かいました。フィールドに立つと絶妙な風向きと風速で、波の具合もいい感じでした。
日没まで30分、さっそく気合を込めてルアーをキャストします。そして、なかなか反応がないまま水平線に太陽が隠れようとしたころ、ポッパーの後方に水柱が!! 長らく魚を釣っていなかったのでドキドキしながら合わせを入れましたが、無事フッキングに持ち込みました。その後はポンピング、足場の移動と自然に体が動きます。ラインを引き出すほどのファイトではありませんが元気な魚です。
久しぶりの引きを楽しんで魚を足もとまで寄せ、最後は波のタイミングを見計らってズリ上げました。キャッチしたメジロから素早くフックを外してキャストを再開。しかし、日没が迫っていたので無理をせず、すぐに竿を置きました。
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