青物ポッパー・泡音や浮き姿勢による使い分けを考察|【VS青物=FUSION STYLE= vol.5】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

青物ポッパー・泡音や浮き姿勢による使い分けを考察|【VS青物=FUSION STYLE= vol.5】

オープンウォーターでのポッパー戦術

さて、ここからはポッパーを使った実釣の模様をお伝えしたいと思います。2020年3月上旬、「丸銀釣りセンター」さんのお世話になって長崎県・上五島の沖磯へ足を運びました。当日はあいにくの雨模様で、ときおり強い雨に打たれながらの釣りとなりました。メインベイトはこの時期に多く見られる3~4㌢のキビナゴ。その小さなキビナゴにボイルする青物は確認できるものの、ルアーにはなかなか反応しない、いわゆる「マイクロベイトパターン」に見舞われました。

これに頭を悩ませながら数回の瀬替わりをお願いしたのですが、正午過ぎに瀬替わりした磯で納竿まで腰を据えることに。そこはルアーの着水地点の水深が20㍍を越えるオープンウォーターで潮もよく切れる磯でした。

マイクロベイトパターンに加え、風波に雨音というラフコンディションも考慮したうえで、比較的大きめの泡音と下から魚が見上げたときにシルエットがはっきりと出るアピール度の高いポッパーを選択。特に広範囲の魚にアピールすることを意識して、大きなスプラッシュを上げたあとに食わせのタイミングを取るという誘い出しの釣りでバイトを誘いました。

沖には潮目も走っており、いかにも魚が出そうな雰囲気です。その数投め、ルアーが潮目に差しかかる直前に魚がチェイスしてきたように見えました。そこでスプラッシュを出したあとにショートジャークによるフォローアクションを演出すると、下から突き上げるようにバイトしてきました。潮の流れも手伝い、トルクのある引きを楽しんでキャッチしたのはコンディションのよいブリ。1日中ルアーを投げ続けて手にしたブリは格別の達成感をもたらせてくれました。

ショアジギング&プラッギング・ポッパー7
1度きりのチャンスをモノにして手にしたブリ。大きな達成感を味わわせてくれました。
ショアジギング&プラッギング・ポッパー8
ポッパーの有効性を生かし、フロントフックへの深いバイトを得ることができました。

ポッパー選びの楽しみを追求

以上、今回はポッパーの泡音や浮き姿勢の違いによる有効性についてご紹介させていただきました。状況に応じたポッパーの使い分けを実践することで、魚の反応を引き出せることもあります。ポッパーの種類に悩まれたときは、お手持ちのタックルに合わせたサイズを選んだうえで、カップ径や浮き姿勢にも注目することでポッパーを選びの楽しみも広がると思います。

最後になりましたが、このたびの新型コロナウィルス感染拡大により、生活に支障をきたされているみなさまに心よりお見舞いを申し上げます。時節柄、どなた様もくれぐれもご自愛下さい。


 


使用タックル

【ロッド】
MCワークス・レイジングブル RB98XS-2

【リール】
シマノ・ステラSW14000XG
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【ライン】
YGK・ロンフォート オッズポート WXP1 8 6号
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【リーダー】
YGK・ガリス キャストマン T-PⅢ アブソーバーマサ・ツナ リミテッドバージョン130Lb
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【フック】
カルティバ・ST-66 #2/0
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ポッパー

※ダックダイブF190の紹介動画はこちら

※動画が再生されない場合は下記のアドレスをクリック(タップ)して下さい。
https://youtu.be/8egcgJmlKCU


【SHUN・プロフィール】
青物ゲームをメインに全国各地のフィールドに足を運ぶエキスパート。現在は伊豆諸島の神子元島・鵜渡根群礁をホームグラウンドとし、他にも出身地である愛媛県への釣行頻度も高い。
フィールドで得られる複合的な要素を分析してターゲットの動きを最大限に予測。その根拠に基づくプロセスを大切にして海と向き合い、「海を知り、魚を知る」をモットーに釣りにおけるロマンを追い求めている。

【SHUN・インスタグラム】
https://www.instagram.com/shun.1o1


【ショア青物ゲーム・安全とマナーについて】
上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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