【2020サクラマスジギング最前線】今シーズンの釣況と有効となるジャークパターンを考察

パターン応じたセッティングが重要

前述した３パターンのジャークをその日のコンディションに合わせて、あるいは状況の変化に対応させて釣りを構築していきます。ジャークの使い分けはさまざまですが、私の場合はレギュラーピッチジャークからスタートし、状況を見ながらかえていくといった感じです。

魚影が薄く、ヒットが少ない状況ならショートピッチジャークかレギュラーピッチジャーク。ショートピッチジャークはサクラマスが虫系のベイトを偏食しているときに効果的です。そして、大型狙い（小型のヒットを避けて大型に的を絞りたいとき）なら前述したようにハイアピールジャークが有効。特に下北半島などサクラマスの魚影が濃いエリアでは非常に効果的です。アタリの数はかなり減るように感じますが、クオリティーフィッシュを釣りたいアングラーにはおすすめです。

注意点はアシストフックのセッティングに気を使うことです。ジャークパターンによってはハリエビなどのトラブルも発生するため、釣り方に応じたセッティングが不可欠となります。トラブルを回避しつつ、バイトはきっちりとモノにしなければ意味がありません。ちなみに私の場合、あらかじめ数組のタックルを用意しておき、ジャークパターンごとに使い分けています。

リリースの考え方について

下北半島のサクラマスジギングでは小型のサクラマスも多くキャッチされています。そして、ジギングでは魚を船に上げる際にネットで擦れ、ウロコが剥がれてしまったり、暴れて傷ついたりするケースも多くなります。先日の釣行でもそういったことを見極めつつ、ハリ傷の少なかったサクラマスはできるだけリリースさせていただきました。それらが猛ダッシュで海に戻っていった姿は今も目に焼きついています。あのたくましさがあれば、彼女たちはきっと生きながらえると確信しています。

そういったことからも特に小型はリリースしてはいかがでしょうか。東北地方を代表するゲームフィッシュのサクラマスがこの地の海や川で泳ぐ姿をいつまでも見たいと思うのは私だけではないはずです。そのための第一歩として、リリースを頭に入れた釣りをアングラー諸氏にお願い申し上げます。

使用タックル

【ロッド】
エバーグリーン・ポセイドン スロージャーカー603-1
エバーグリーン・ポセイドン スロージャーカー603-1.5
エバーグリーン・ポセイドン スロージャーカー603-2
エバーグリーン・ポセイドン スロージャーカー603-3
タカミテクノス・MOZ622HM
タカミテクノス・MOZ623LM
スミス・オフショアスティックHSJ-S62L

【リール】
シマノ・オシアジガー1001HG（Gomexus・95㍉パワーハンドル）
シマノ・オシアジガー1501HG（Gomexus・95㍉パワーハンドル）
シマノ・オシアコンクエスト301HG（Gomexus・90㍉カーボンハンドル）
スタジオオーシャンマーク・ブルーヘブンL50Hi

【ライン】
バークレイ・スーパーファイヤーラインカラード１号、1.2号、1.5号

【リーダー】
デュエル・H.D.カーボン船ハリス５号

ゴメさんのブログ【Anglershighごめのブログ】
https://ameblo.jp/bravoone/