真冬の外房で待望の良型ヒラマサがヒットするも…|【SHORE SNIPER vol.27】
本命のヒラマサとの出会いを果たすべく、できる限りフィールドに足を運んでいる私。そんな中、外房の磯で念願のヒラマサと遭遇しました。しかし、あろうことか大きな後悔を残す結果に…
Text & Photo 大野 祐
例年にないほどの暖冬となっている2020年ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか? 私はマイペースで磯に立っていますが、1月は本当に悔しくもったいないことをしてしまいました。今回は自戒を込めてその失敗談をご紹介させていただきます。
貸し切り状態の磯でヒラマサ狙い
1月下旬、降雪の予報が出ていたせいか、週末にも関わらず駐車スペースには車が1台だけとガラガラの外房。目当ての磯に降りると顔見知りの先行者がいたため、挨拶をしてご一緒させていただけることになりました。
この日の気温は3度で、黒潮の当たる温暖な外房では珍しい寒さとなりました。吹きつける北風に雪が降りそうな鉛色の空、そのような状況下で泳いで磯に渡ります。よくよく考えると、普通の感覚では考えられない行為ですね。ともあれ、この日は潮が緩く流れて鳥の姿も多く、なかなか期待できそうな雰囲気でした。
待望のヒラマサに対して痛恨の…
追い風&ベタナギの海面なのでダイビングペンシルを選択。さっそくキャストを開始すると、ほどなくして飛沫を上げながら魚がバイトしてきました!! 残念ながらこれはミスバイトに終わりましたが、期待に胸を膨らませてキャストを続けます。
すると20~30分後に同じ場所で同じようなバイトが!! 今度はしっかりとした手応えが伝わり、フッキングもガッチリと決まりました。首を振る感触や走りの重量感から、それなりのサイズのヒラマサと判断。根はそれほど荒くないポイントなので、じっくりとファイトして寄せてきました。
磯際まで寄せてきたとろで最後の突っ込みを見せるヒラマサ。これをロッドの溜めで凌いでいると、フッとテンションが抜けてしまいました。痛恨のバラシです…。ラインをチェックすると、リーダーとルアーの接続部が切れていました。
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