ヒラスズキを求めて九州の離島に遠征|【ロックショア・スピリッツ vol.6】
近年はホームグランドへの釣行をはじめ、ヒラスズキを追い求めて各地に遠征しています。現地では地磯を巡って自分の目でフィールドをしっかりと観察。見知らぬ土地で結果を出すことは簡単ではありませんが、そこには遠征ならではの醍醐味が詰まっているから…
Text & Photo 土師雄起
ヒラスズキを求めての遠征
思い返せば2019年もホームグランドの和歌山への釣行の合間に、西日本を中心としたさまざまなフィールドを訪れました。ほぼすべての遠征釣行は貧果に終わりましたが、春の山陰ではヒラマサを手にして地元の銘酒で仲間と乾杯。夏の南西諸島は湿った風が印象的で、島らっきょうをアテに黒糖焼酎をおいしくいただきました。他にも九州や四国を訪れ、釣りの神さまに見捨てられても酒の神さまには拾ってもらえ、いずれの釣行も非常に思い出深いものとなりました。
そして、今回は先日の九州遠征についてレポートしたいと思います。大阪からフェリーに乗って九州へ。現地では島に渡って地磯を巡り、ヒラスズキを捜すというお気に入りの釣りを楽しみました。
トラブルに見舞われながらも下見を決行
事前の予報によると、滞在期間中はナギが続くというあいにくのコンディション。最終日にようやく北絡みの風(6~7㍍)が吹くものの、日中の磯でヒラスズキを手にするには少々厳しい展開が予想されました。そのため、期待の最終日に実釣時間をしっかりと設けるためにも、前半戦は北面のポイントの下見を入念に行ないました。
とはいえ、遠征釣行にトラブルはつきもの。今回もぬかるみにタイヤを取られてヤブに突進。全身汗だく&泥まみれになりながら何とか脱出しました。これまで同じようなことをさんざん繰り返してきましたが、今回のアクシデントでようやくそれ相応の車の必要性を感じたしだいです(笑)。
そんなすったもんだがありつつも、予定通りに下見を進めました。その結果、沖に激流が走り、風や潮汐に敏感なポイントを何個所か発見。その中では小さいながらも早々にヒラスズキを釣ることができ、最終日には何とかなるのではないかという期待が高まりました。
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