関西圏で美味なヒラメを釣ろう‼《中~南紀エリア編》
アプローチのコツ
ヒラメ狙いではほぼ100㌫プラッギングだ。深いエリア(水深20㍍以上)やシャローでボトムコンタクトさせて砂煙を立てて誘うときはバイブレーションを使用することもあるが、たいていはシンキングやフローティングタイプのシャロープラグを使用する。シンキングは深いレンジを狙うために使うのではなく、アクションをタイトにしたりロングキャストを可能にするためだ。ダイビングミノーなどの深く潜るルアーはまず使用しない。ワームやメタルジグでボトムをネチネチと探るのも1つの手段だが、活性の高い個体に狙いを絞る方が性格的に合っているので基本的にはミノーオンリーでアプローチする。
多用するのはスリム系ミノーとオーソドックスなミノー。これらを使ってサーフのブレイクラインをランガンしながらトレースする。ただし、闇雲にランガンしても確率は上がらない。
そこで次に具体的なフィールドをあげ、僕が実践している攻め方を紹介しよう。
南紀・橋杭岩~古座川河口
ここは国道42号線が海岸線沿いに通っているのでエリア全体を見渡すことができる。中でも岬状に出っ張っている地形で、砂利浜に点在するシモリが波打ち際で露出しているところが狙い目だ。
そのようなところは潮通しがよいので砂利が流されてシモリが露出していたり、飛び出した海岸線がカレントを作り出す。そして、そのカレントが潮のたるみを作るためベイトが密集しやすくなる。また、複雑なボトム形状は起伏の激しいブレイクラインを形成するのでポイントが絞りやすくなる。
アプローチは基本的にタダ巻きでOK。ただ、スピードに少し変化をつけることでバイトのタイミングを与えてやる。リールのハンドルを2回転速巻きし、1回転スローで巻き、次はその逆で巻くの繰り返しでトレース。これでほどよいタイミングでソフトなフラッシングが入る。
ランカーヒラメは確率が異常に低いが、狙わなければ絶対に釣れない魚だ。みなさんも衝撃的な出会いを求めて通い詰めていただきたい。
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