関西圏で美味なヒラメを釣ろう‼《中~南紀エリア編》
SWゲームの好フィールドが多い中~南紀エリアにおいても狙って釣るのが難しいターゲットの1つがヒラメ。しかし、いくつかの条件が満たされればド級のランカーが‼
解説:山本典史
ヒラメ攻略のシナリオ
僕がヒラメを狙うフィールドは和歌山県の中~南紀。ヒラスズキ狙いでよく釣行するこのエリアがメインとなる。
釣期
中~南紀でヒラメが期待できるシーズンは12月下旬から翌2月中旬ごろまで。確率こそ低いもののヒットすればランカークラスであることが多い。その前後の時期は50㌢クラスの食べごろサイズがヒットしやすい。
運がよければ朝の時合だけで3~4匹をキャッチすることもできる。ヒラメはスズキのようにある程度の読みと対策を講じれば確実に釣果が得られるターゲットではなく、ゼロか100かのギャンブルゲームだと考えている。
狙い目となるロケーション
まず砂地があることが重要だ。しかし「砂地であること」ではなくゴロタや岩底に砂地が点在するといった程度でも十分にポイントとなりうる。むしろ100㌫の砂地よりもこちらの方が確率が高い。
そして、絶対にハズせない要素が河川の流入だ。河川の規模は関係ない。砂利の中から染み出しているような小川から大河川まで、すべてが狙い目となる。狙いやすいのはフルキャストして対岸にギリギリ届かない程度の規模の河口だ。
ヒラメ狙いでは河口のミオ筋付近、その川の流れと波がぶつかる馬の背、そしてブレイクやシモリ回りなど、ボトムに変化のある場所が有望となる。ただし、あまりに河川の規模が大き過ぎると1つ1つの狙い目の規模も大きくなり過ぎて攻め方がぼやけてしまう。きっちり攻めていくことを考えると前述の規模の河口を攻めるのが効率的だ。
狙い目の時合と条件
最適な時合は夜明け前だ。夜明け前に満潮を迎える潮回りがベストだ。ヒラメはデイゲームのイメージがあると思うが、個人的にはナイトゲームのイメージを強く持っている。
潮時は下げ潮がよい。なぜなら夜の間にシャローに身を寄せているベイトが満ち潮によってさらに浅いエリアに密集するからだ。夜明けに引き潮になることでその密集したベイトが一気に動きだす。それを狙ってヒラメがシャローに押し寄せてくるというわけだ。
ベタナギの澄み潮がよいとされるフラットフィッシュゲームだが、実際は違うというのが僕の持論だ。強風が吹いて風波が立ち、波打ち際が濁るようなときがいい。過去に僕や釣友が釣ったときはそんな条件のときばかりである。
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