サーフで手軽にヒラメ&マゴチを狙おう!!|【Mr. Perfect vol.6】
水温が下がる年末ごろまではサーフで手軽にヒラメ&マゴチ狙いが楽しめる。ベイトの接岸状況に注目し、比較的穏やかな海況のときにアタックすれば確率の高い釣りが楽しめるはず!!
Text & Photo:程野 昇
ヒラメ&マゴチ狙いのサーフゲーム
多彩な魚種が狙える晩秋、地元の徳島も青物やシーバス、アオリイカ、タチウオなど、さまざまな釣果で賑わい、みなさんそれぞれの釣りを楽しまれているようである。私の場合は釣行日の条件に応じた釣りを楽しむことが多く、波があれば磯のヒラスズキや青物、ナギならサーフでフラットフィッシュ(ヒラメやマゴチ)、風が弱いときはカヤックフィッシングというのが最近のパターンだ。
11月20日、この日は北東の風が少し吹くとの予報。沿岸部はやや風波が出ると予想された。ナギではないものの、翌日以降は波が高くなりそうだったので、今のうちにサーフでヒラメを狙おうと考えて釣行。幸い地元、阿南市の沿岸部に小型のイワシ類が接岸しているとの情報を入手していたため、その近辺のサーフを狙うことにした。阿南市は紀伊水道に面した比較的穏やかな海域だ。ベイトが溜まりやすく、多彩な魚種をミドルタックル狙えるエリアである。
まずは波打ち際を探り歩くのが得策
ポイントに到着すると先行者は3名。ローカルサーフなので声をかけると、そのうち2名が知人であった(笑)。1人はヒラメ狙いで前日に45㌢をキャッチしたとのこと。他の2人は青物狙いのようだ。
海を観察すると風波はあるものの濁りは入っておらず、波打ち際でのヒットも期待できそうな状況。さっそく12㌢のフローティングミノーで波打ち際のブレイクラインをていねいにチェックすることに。
小魚が群れいるようでルアーが通るとピョンピョン跳ねている。波打ち際には活性の高い個体が多く、魚がいたら勝負が早いので可能ならまずは探り歩くのが得策だ。
少し移動した場所には馬の背状の地形変化があり、そこは波の払い出しが強くなっていた。変化の少ないサーフにおいては絶好の狙い目である。
さっそく波が払い出すタイミングに合わせてルアーをトレース。流れを感じたところでドリフトさせると、「ゴンッ」と理想的なアタリが出てヒット!! 大きくはないものの、本命のヒラメだと判断して慎重にファイト。暴れなくなったタイミングで波に乗せてランディングしたのは45㌢クラスのヒラメだった。狙い通りにキャッチした1匹は本当にうれしい。
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