ノーマークのポイントでヒラマサがヒット!!|【北陸ショアゲームイズム vol.12】
ショア青物の好ポイントといえば、真っ先に岬の先端を思い浮かべるだろう。しかし、そのような場所は人気で竿を出すのが難しい。そこで以前から気になっていたノーマークのポイントをチェックしてみたところ…
Text & Photo 丸山政寅
ロックショア青物の盛期に突入
北陸地方のロックショアゲームが最もヒートアップするのは11月だろう。特に北側に位置する能登半島外浦は日中と夜間の温度差が激しく、珠洲市から輪島市にかけては10月後半からすでに紅葉が始まる。以降、気温の低下、前線や低気圧の通過によって季節は冬へと向かっていく。
そして、日本海が荒れると強風と高波が発生し、沿岸部ではロックショアアングラーを夢中にさせるサラシが形成される。同時に磯にはカタクチイワシやアジ、アオリイカなどのベイトが寄り、それを求めてヒラマサやブリが回遊してくる。
この時期、能登半島外浦で青物の実績が高い岬のポイントは平日でも多くのアングラーが集まる。特に潮通しのよい超実績ポイントともなれば目当てのポイントに立つことは困難だ。立冬以降の能登半島外浦はそれだけ青物の期待度が高いのである。
ゲームプランの変更も想定
岬のポイントは当然竿が出せる人数が限られる。そのため、先行者の車を確認した場合は別のポイントに回るか、ゲームプランを変更するかという判断に迫られる。後者の場合、私は青物とシーバス用のタックルを持ってポイントへ向かう。そして、目当てのポイントで竿が出せない状況ならシャローエリアで磯マル(磯のマルスズキ)を狙う。ただし、盛期の青物の魅力に後ろ髪を引かれながら竿を振ることになるが…。
磯マルゲームの楽しみ方
磯マルゲームではサラシが広がるシャローエリアのポイントが狙い目となるが、岬の先端に近づくにつれて反応が薄れていく。そのため、私はある程度岬に近づいて反応がなくなれば別のエリアへ移動する。そうやって活性の高い磯マルを効率よく狙うように心がけている。
しかし、反応がないから魚がいないと決めつけていいものか? 以前からそう考えていた。磯マルは臆病な魚であるため、青物が回遊してくると一気に警戒心を強めて口を使わなくなるということも十分に考えられる。そして先日、そんな今までノーマークだったポイントで青物を狙う展開となった。以降ではそのときの模様を紹介したい。
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