豊かな対馬の海でヒラマサと渾身のファイト|【SHORE SNIPER vol.24】
毎年恒例となった対馬遠征。現地ではお世話になっている渡船の万全のサポートのもと、ヒラマサ狙いに没頭。有意義な時間を過ごすことができました…
Text & Photo 大野 祐
こちら千葉県は台風や大雨による災害が続きましたが、私は幸いにもほとんど被害を受けることがありませんでした。被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、1日も早く普段の穏やかな暮らしが戻りますことをお祈りいたします。
週末を利用してハイポテンシャルな対馬へ
早いもので今年も残すところ2カ月。秋の青物シーズンまっ盛りといった時期ですが、みなさまよい釣りをされていますでしょうか? 私は10月下旬に友人と対馬へ遠征しました。現地では日中にヒラマサ、夜はクエ狙いの2本立てで楽しみましたので、その模様をお届けしたいと思います。
対馬への遠征は夜間に福岡空港に到着して博多港へ移動。深夜発のフェリーに乗り、眠りにつけば朝まづめから磯に立てます。週末だけの日程で十分に釣りが楽しめる対馬は本当に便利で魅力的なフィールドです
今回も午前5時ごろに対馬厳原港に到着。渡船でお世話になる「梅乃家」さんの名物船長が迎えにきてくれて、慌ただしく準備を済ませて出船。渡礁する場所を船長におまかせしたところ、横に広く移動できる風裏の磯に上げてもらいました。潮も適度に流れており上々の雰囲気です。
マイクロベイトパターンに苦戦
海面は穏やかなのでダイビングペンシルを選択。さっそくキャストを開始すると1投めから反応があり、ルアーの後方に波紋が広がりました。そして、数投めに飛沫を上げてバイト!! しかし、これはヒットに至りませんでした。
釣友も反応はあるもののヒットしないとのこと。魚のサイズが小さいのか、ベイトが小さいのか…。アプローチを続けますがヒットに持ち込むことができず、やがて反応もなくなってしまいました。
しばらくすると沖の潮目付近でナブラが発生。期待してルアーを撃ち込みますが、まったく反応しません。どうやらマイクロベイトを追ったスマガツオのようで、トップやミノー、シンキングペンシル、メタルジグなど、持参したすべてのルアーを総動員しましたが、結局バイトは得られませんでした。
そうこうしているうちにナブラも魚の気配もなくなったので瀬替わりをお願いし、潮通しのよい島に移りました。
この島では朝から竿を振っていたアングラーと入れ替わる形になったので話を聞くと、小ぶりなヒラマサをキャッチしたとのこと。風が強く吹きつけ、潮も流れて波もあるので釣りづらいものの期待が持てる状況です。
しかし…、風表、風裏をひと通り探りましたが反応がありません。餌釣りに切り替えた釣友はイシガキダイをはじめ、さまざまな魚を釣り上げて楽しんでいます。その様子を見て対馬の海の豊かさを感じました。
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