【アジング】風がもたらす好況を独占するためのノウハウ《後編》 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

【アジング】風がもたらす好況を独占するためのノウハウ《後編》

パターン正否のサイン

以上のことを意識して釣る中でアタリが得られるようになれば、そのアプローチパターンに正確性、再現性を求めていく。このとき、パターン正否の判断材料としてフッキングポイントを重視している。コツンと明確なバイトがあってドンピシャのタイミングで合わせを入れ、きちんと上アゴに掛かっていればOK。そうでない場合は何かが合っていないといえる。

トレースコースのズレ、魚のいるレンジとのズレ、メインベイトに対するワームサイズのズレといったことが要因として考えられるので、コースを少しかえる、リグのウェートを変更する、シルエットの異なるワームにかえるなど、しっかりと上アゴに掛かるようになるまで1つずつ調整していく。

最も釣りづらい条件と思える風表でも、そこにメリットを見出して釣り方をアジャストさせていけばゲームは成立する。そして、そこで得たスキルは不意の状況変化や初めてのフィールドへの対応力となり、楽しみ方の幅を広げることができるはずだ。

アジング 風対策9
上アゴへのフッキングを非常に重要な要素。これを目安に正確性を追求してスキルアップを実演したい。

風表の攻略法

風がある状況下では風かみから流す釣りが基本だ。再現性を求めるなら刻々と変化する風速まで意識することが重要となる。

アジング 風対策10

同じように釣りをしているつもりでも、風の強弱によって投入点やトレースコースがズレるから厄介だ。ここで意識したいのが、リグの着水点ではなくアクションのスタート地点を再現すること。特に横風によって糸フケが発生する場合は、風の強弱に応じて立ち位置や投入点を調整して同じコースを通せるように工夫したい。

アジング 風対策11
アジング 風対策12
風の有無にかかわらず、視界が効かないナイトゲームでは同じポイントに投げ続けるのが意外と難しい。しかし、再現性という意味ではキャストの精度が重要となる。明かりなどの目印があればキャスト方向はブレにくいが、飛距離は力加減による感覚だけが頼りとなる。その点を踏まえ、ワンハンドキャストの方が力加減を調整しやすいと感じている。
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深場ではジグザグの軌道でリグを落とし込み、幅広いレンジを探ることで効率よくアジのタナを捜し当てることができる。
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シェイキング後のフォールは、糸フケを巻き取るまでのフリーフォールと、テンションがかかった状態でのカーブフォールの2種を意図的に組み込んでいる。そして、縦と横のどちらの軌道でアタリが出やすいのか、その日の傾向を把握することに努める。

《参考タックル》ロッド=TICT・SRAM Ultimatetuned UTR-55one-TOR/リール=ダイワ・ルビアス2004/ライン=TICT・シノビ0.25号/リーダー=TICT・ライトゲームコンパクトショックリーダー0.6号/ワーム=TICT・メタボブリリアント1.5㌅、ギョピン1.7㌅など。/ジグヘッド=TICT・アジスタ!S-1㌘、M-1.5㌘、M-2㌘など/その他=TICT・ラクリップ

(SWライトゲームマガジン2より)

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