大本命の大型ヒラマサに遭遇!!|【ショア大型青物への道 vol.11】
自身の仕上がり具合と夏のポイント開拓の手応えから自信を持って挑んだ秋磯のヒラマサ。上々の雰囲気の中でルアーに襲いかかってきたのは…!!
Text & Photo 越智信清
魚臭から自身の仕上がりのよさを確信
朝晩の冷え込みに本格的な秋の到来を感じる今日このごろですが、みなさん釣りを楽しまれていますか? 私は本命のヒラマサとの出会いを求め、週末は地元・愛媛県の地磯で竿を振っています。
9月中旬からいくつかの磯を転々としましたが、どの場所でも70~90㌢ほどのメジロがアタックてくる状況でした。その中でも特に状況のよい地磯に目をつけ、9月下旬の週末に釣行しました。
目星をつけた磯は過去にヒラマサを釣り上げたり、ラインブレイクさせられた経験がある実績ポイントです。釣行当日はほどよい波風が予想され、さらにはベイトが多くて何かが起こりそうな予感がありました。
さらには心地よい秋風に自分の服やライフジャケットから、むせ返るような青物臭が漂ってきます。自分が「魚臭くてエエ感じの釣り師」に仕上がっていることに満足しながら磯に立つと、何ともいえずよい雰囲気が漂っていました。
メジロ連発も本命はあくまでヒラマサ
さっそくキャストを開始すると、すぐに魚からの反応がありました。キャッチしたのは80㌢ほどのよく肥えたメジロ。その後もダイビングペンシルに反応が続き、70~85㌢のメジロがポツリポツリと釣れ続きました。
そうこうしているうちに、いよいよ過去にヒラマサがヒットしたときの潮の具合になってきました。これでメジロの反応が薄くなれば、それを合図とばかりにヒラマサが飛び出してくるはず…。しかし、その期待とは裏腹にこの日はメジロの反応が続きました。
こうなったらこのポイントのメジロを全部釣り切ってやろうという気持ちでキャストを続けましたが、状況は一向にかわりません。このようなときに私が試すのは、とにかくメジロが嫌がるコースにルアーを通し続け、ヒラマサからのコンタクトを待つということ。具体的には目の前の大きなシモリに狙いを定め、遠投を控えてシモリ際を徹底的に攻めます。
それでもメジロの反応はありますが、フッキングすることがなくなったので正解のような気がします。何となく自信が湧いてきたので、さらにシモリを意識して、ときどき海面上に姿を現すシモリの頂上部分に波が乗っているタイミングでルアーを通し続けます。波のタイミングをしっかりと見極めなければ根掛かりするリスクはありますが、経験上、このようなコースはメジロはおろか、ヒラスズキでもシモリへの衝突を恐れてルアーを追ってきません。「それでも大型ヒラマサがいたら積極果敢にルアーを追ってくるはず…」そう考えてこのコースを選択しました。
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