【ヒラスズキゲームQ&A】Q18.ポイントまでの距離の取り方は?
シューティング的要素を含めたゲーム性の高さから、SWゲームフィッシングの中でも至高のターゲットの1つに数えられるヒラスズキ。ここでは狙いのポイントまでの距離の取り方について、この釣りに精通するエキスパートが解説!!
[spacer]【磯】アプローチは手前の水深に応じて…
Answer:西村好仁
深場では手前の磯際にサラシが広がっていることが多く、足もとにヒラスズキが潜んでいることが多い。ポイントに入ったら沖を探る前に磯際すれすれにキャスト。まずは手前のサラシの下に潜むヒラスズキにしっかりとアピールすることだ。それだけでバイト数が増えてくる。
浅場では沖に磯や沈み根などが点在していることが多い。ルアーをトレースするコースを十分に考えることだ。水深がないところでヒットしたヒラスズキは横に走ることが多い。根に回られてのラインブレイクの恐れもあるわけで、キャスト前にバイトしてからキャッチするまでのことまで想定していないとバラシが多発してしまう。
また、ファイト中は夢中になって波に目が届かなくなりがちなので要注意。特にランディング時はアクシデントが多い。意識して周囲に目をやり、波のタイミングに応じて無理せずに安全な状態でキャッチするように心がけたい。
【磯】いきなり磯際には立たないこと‼
Answer:大橋究未
ポイントに到着すると見るからにおいしそうなサラシがあったとしよう。でも、あわててはいけない。まずは足場をチェック。かなり濡れているなら少し下がった位置でしばらく様子を見よう。突然の大波に襲われる可能性がある。
安全が確認できたらキャストを開始するが、いきなり沖には投げないこと。必ず足もとからチェックしよう。足もとの1㍍未満のスリットにもヒラスズキは入ってきている可能性が高いことを忘れてはならない。
また、どこを狙うにしてもサラシがよい状態になったときにだけキャストすること。ちょっとしたタイミングのよしあしが結果の明暗を分ける。
波とサラシの状態を見計らってさまざまなコースを引いてみる。それでヒットすれば次もそこにヒラスズキがついている可能性が高い。その繰り返しを続けて、自分のポイントを作り上げていくのがこの釣りのおもしろいところだ。
できる限り同じ磯に通い詰め、どんなとき(風、波高、潮位)がベストかを体で覚えてだんだんと引き出しを増やしていこう。
【磯】逆にどこまで距離が取れるかを考える
Answer:山本典史
ポイントまで距離は遠いに越したことはない。しかし、キャストの精度が落ちることでポイントのストレスを高めてしまうのであれば厳しい。いくら届くからといって、いたずらに離れたポジションからキャストするのも考えものだ。
また、トレースラインをイメージ通りにするためや、ランディング、その他の安全性を考えることも重要。それらを総合的に判断したうえで、できる限り離れたポジションから攻めるのが有効だと考えている。
ちなみに、僕の優先順位は、安全性→ポイントへのストレス→イメージ通りのトレースライン→キャッチやランディング。もちろん、ポイントがキャスト範囲内であることが前提だけど…。
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