ロックショア・ヒラマサ 新規ポイント開拓とその答え合わせ｜【ショア大型青物への道 vol.10】

ヒラマサの可能性を感じた最高の釣行

夏の磯捜しを大満足の結果で終えた私は、９月に入るとさっそくヒラマサを狙って釣行。８月中旬には例年通りのエリアにキビナゴが入っていることを確認していたため、自信を持って先の磯にエントリーしました。

すると、夜明けから40㌢前後のヤズがルアーを追いかけてきました。ネイリも混じってベイトの魚影の濃さがうかがえます。そして、しばらくするとヤズやネイリの反応がなくなりました。「これは何か出るぞ…」 そう思っていると案の定、110㌘のダイビングペンシルに大きな波紋が出ました!!

これをヒットに持ち込み、気を抜かずにやり取りをします。しかし、魚はたいした抵抗も見せずにすんなりと寄ってきました。そのまま磯にずり上げたのはハマチ。95㌢と長さはありますが、細身の魚体でした（このサイズでも私的にはブリではなくハマチです）。潮溜まりで観念したように、静かに横たわる美しい魚体にしばし見とれました。

その後もヒラマサの可能性があると感じてルアーを投げ続けましたが、ヤズがポロポロとヒットする程度。この日はここで竿を置き、磯上がりとしました。期待のヒラマサは出ませんでしたが、秋風を浴びてヒラマサの可能性を感じながらルアーを投げる時間は最高です。それを体感できたよい釣行でした。

全力でヒラマサにチャレンジ

今後は10月中旬まで、10㌔オーバーのヒラマサに出会える可能性がある時期です。地元、愛媛の地磯では滅多に出会えないターゲットですが、それを夢中で追いかける釣りは最高に楽しいと感じています。この秋も１回１回の釣行を全力で挑み、ヒラマサの姿を思い浮かべて信じたルアーを投げ続けようと思います。

最後に、秋の愛媛の地磯では人気ポイントで場所取りが激化します。釣り人同士のローカル・ルールを守ることも大事ですが、自治区内で生活されている住民こそが本当のローカルです。磯への降り口付近に駐車したい気持ちも分かりますが、くれぐれも地元の方の邪魔にならない場所に駐車するようお願いいたします。

使用タックル

【ロッド】
ゼナック・デフィ ミュートス110HH（RGモデル）

【リール】
ダイワ・ソルティガZ6500H-DF

【ライン・スペーサー・リーダー】
PE５号＋PE10号（３㍍）＋ナイロン80Lb（８㍍）＋フロロ130Lb（２㍍）

【ルアー】
シェルシェイピングルアーズ・Cut back180

【越智信清・プロフィール】

【ショア青物ゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。