秋の味覚を求めて楽しむ北陸のエギング｜【北陸ショアゲームイズム vol.10】
秋の北陸エリアで人気の釣りとなっているエギング。時期的にも気軽に楽しめるのが魅力だが、確率の高い釣りを展開しようと思えば状況に応じたフィールド選びが重要となるから…
Text ＆ Photo 丸山政寅
北陸エリアのエギング事情
ホームの北陸エリアでは例年お盆を過ぎたころから沿岸部で多くのアングラーが見られるようになる。狙いは秋の定番ターゲットであるアオリイカだ。この時期はまだまだサイズが小さいが、10月中旬ごろには20㌢前後の大きさにまで成長する。私の場合、近年は秋の味覚を求めてエギングを楽しむ程度だが、年間を通して楽しまれているアングラーも多く、人気のジャンルとなっている。
北陸エリアでは冬から春先までがヤリイカ、夏はアカイカ、秋はアオリイカの釣果が期待できるが、いずれもショアからも手軽に狙うことができる。家族連れやカップルで楽しむにももってこいの釣りである。ただし、近年の北陸地方は立ち入り禁止の堤防や漁港が増えている。そのため、装備を揃えたうえでのサーフエギングをおすすめしたい。
満月回りのナイトエギングがおすすめ
エギングで最も注意したいのは風の影響である。餌木の自重は20㌘前後であり、ラインも細めのPEラインを使用するのが主流。風の強い日や波の高い場所ではどうしても余分なラインスラックが発生してアタリを取るのが難しくなる。その点に注意し、釣りやすい風の向きや強さを考慮してポイントを選びたい。
好条件としては、私は満月の夜に好んで釣行することが多い。明るくて安全に釣りができるうえ、大潮回りとなるので狙いのタイミングを絞りやすく、好釣果が期待できる。また、月明かりによって餌木のシルエットがはっきりとするのでアオリイカにしっかりとアピールでき、確率の高い釣りが楽しめる。
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