10年越しのリベンジはなるか!? 高知県・沖の島で憧れのターゲットに挑戦!!|【Fishing Trip vol.2】

高知県沖の島 ハマフエフキ・ヒラスズキ1

今回はこの釣り旅のハイライトの1つと考えていた高知県・沖の島での釣りの模様をレポートします。実は現地で憧れの魚を手にすることを長年夢見てきたのですが、それに向けてしっかりと情報収集を行なって挑んだ結果は…

Text:田中雄大/Photo:松井 陸

みなさん初めまして!!  前回の記事(【釣った魚で自炊生活がスタート!!】)を書いた松井君の友人で、一緒に釣り旅をしている田中です。今回も引き続き夏休みを利用した我々の旅の模様をお伝えします。

憧れの魚、ハマフエフキとの出会い

8月9~11日、高知県宿毛市の片島から沖の島へ渡って釣りをしました。現地には親戚が住んでおり、私にとってはなじみのある場所です。小学生のころからこの沖の島で竿を出していたため、魚影の濃さは理解しているつもりでしたが、今回の釣行で改めてそのポテンシャルの高さを知りました。

そして、今回の沖の島釣行ではどうしてもキャッチしたい憧れの魚がいました。それはハマフエフキで、地元ではタマメと呼ばれています。また「磯のダンプカー」という異名を持ち、その名の通りに力強い引きが魅力の南国系の魚です。

なぜ私がこの魚に魅力を感じるようになったのか?  それは小学生のころの体験まで遡ります。夏休みに沖の島にある曽祖父の家に帰省した私は、父と2人で半夜のウキ釣りを楽しんでいました。キビナゴを餌にして何か釣れればいいなと考え、置き竿でのんびりと狙っていました。すると突然竿が引きずり込まれそうになり、父が慌てて竿を持ちましたが、魚は凄まじいスピードで走り続けました。その圧倒的なパワーと竿のしなりに恐怖を覚えた当時の私は「竿を持て!!」という父の言葉に反応することができず、ただただ恐怖を覚えてその場に立ち尽くしていました。やがて魚はテトラの隙間に入って万事休す。この夜は魚の圧勝でした。

翌日、冷静になった私は昨夜ヒットした魚が何だったのかを必死で調査しました。そして、ようやく島のおじさんから「おそらくハマフエフキだろう」という答えをもらい、そのときにいつか必ずリベンジすることを誓いました。

高知県沖の島 ハマフエフキ・ヒラスズキ2
ハマフエフキとの出会いは衝撃的でした。以来、この魚に対する憧れの気持ちは増す一方です。

そして、今から5年前の高校1年生のときに再び沖の島へ。4日間ほどの滞在でしたが、そのときはハマフエフキと出会うことができず、リベンジは今回の釣行まで持ち越しとなりました。

少し長くなりましたが、以上のことから私がこの魚にどれほどの思い入れがあるかが分かっていただけたと思います。正直、魚のパワーに恐怖して固まってしまった経験は情けなく、小学生ながらに軽い屈辱を受けました(笑)。

そういったことから今回はハマフエフキについてしっかりと情報収集を行なって挑みました。そして、当時は餌釣りで挑戦しましたが、今回はルアーで狙うことに。ハマフエフキは夜間に岩場にいるウニや貝類を食べるため、かなり浅場まで回遊してきます。そこでフローティングミノーを中心に、シンキングミノーやシンキングペンシルなどを用意しました。

いきなり大チャンスが!!

8月9日、午後の船便で沖の島に渡り、拠点に荷物を運んで釣りの支度を済ませました。初日ということもあり、ポイントを確認するために少し早めの17時半ごろに出発。いくつかのポイントを下見しました。この日はすでに台風10号の影響が出ていたため、波の影響が少なく、なおかつ風裏となるポイントを選んで竿を出すことにしました。

高知県沖の島 ハマフエフキ・ヒラスズキ3
楽しみにしていた沖の島にやってきました。果たしてどのような3日間が待っているのか? ハイポテンシャルなフィールドなので考えただけで興奮します。

到着したときにはまだ日が落ちていなかったため、ヒラスズキがいないかと白波が立っているポイントにルアーを通しました。しかし、反応がないのでそろそろ別のポイントを狙おうかと思っていた矢先、何の前触れもなくいきなりルアーがひったくられました。そして次の瞬間、ヒットした魚が根に向かって疾走しました。

間違いなくハマフエフキだと確信した私はこのままだと根に潜られると思い、一か八かでハンドドラグによる力比べをすることにしました。結果はまたしても私の負け…。悔しさよりも驚きで足がプルプルと震えていました(笑)。残念ながらキャッチはできなかったものの、このあたりにハマフエフキがいるという確信が得られたのは大きな収穫です。


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