近郊の堤防回りも要注目・ライトなショアジギングで青物相手のパワーゲームにチャレンジしよう!!《前編》
覚えておきたい好条件
青物といえば朝まづめ勝負のイメージが強く、実際にその時間帯はナブラが立つことが多いが、それ以降にチャンスがないわけではない。朝方は10時過ぎぐらいまで時合の到来が期待できることが多いし、夕まづめにナブラが立つこともある。時間が許すなら丸1日がんばるのもいいだろう。
時合の目安は潮とベイトだ。潮が動き出すタイミングとベイトの回遊がリンクすれば青物の捕食のスイッチが入りやすい。
また、ベイトの種類によっても条件は大きくかわる。小サバや小アジよりもイワシの存在は圧倒的に好条件といえる。逆にシラスのようなマイクロベイトを偏食しているケースはルアーへの反応が極端にわるくなる。
とはいえ、とにかくアタリのない時間帯でも常に海の状況からは目が離せない。ナブラはもちろん、ベイトの種類や潮目の位置といったあらゆる情報を判断材料としてターゲットを迎撃したい。
1日のスケジュール例(沖堤防の場合)
●4時…朝まづめをフルで狙うことと釣り座の確保のために1番船で渡航。暗い時間帯はプラッギングでサゴシやシーバス・タチウオを狙うのもよい。
●5~8時…空が薄明るくなり出してから日が昇るまでがベストタイム。
●9時以降…日中は潮がわりなどのタイミングで釣況が一気に上向くことがある。特に潮がよく動く上げ始め、下げ始めの時間帯(潮目が発生しやすい)は狙い目となる。
●昼以降…夏~初秋までは熱中症を考慮して昼までに納竿するのがベター。気温が下がり出したら体力と相談して夕まづめの時間帯を攻めよう。
狙い目となるポイント
釣行先が沖堤防であれば渡船店での釣果情報が入手できるが、一般的な港回りに関しては仲間やインターネットなどから情報を得るしかない。そもそも基本的に自分の目で情報を得るのがこの釣りだ。よい話がなくともフィールドには積極的に通ってほしい。
慣れないうちは渡船を利用して沖堤防を狙うのが無難だろう。何度か通ううちに地形や水深が把握できるようになると、一見何もなさそうなエリアにも意外な海底の起伏、カケアガリがあることが分かってベイトが溜まりやすい要素が見えてくる。
こうした地形の変化は船長に聞くといいだろう。地形の変化や潮流のパターンを知ることで波止の先端や潮目などの分かりやすい狙い目以外のポイントも釣れるようになる。
(※《後編》に続きます)
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