「釣った魚で自炊生活」がスタート!!|【Fishing Trip vol.1】
大学の夏休みを利用して釣り旅へ。自宅の兵庫県を出発して最終目的地の鹿児島へ向かう1カ月の長旅です。自由を謳歌しながら趣味である釣りと本気で向き合うのがこの旅の目的ですが、そんな私たちのチャレンジの模様をレポートしたいと思います…
Text:松井 陸/Photo:田中雄大
8月6日、私と友人の田中君は大学の夏休みを利用し、約1カ月の予定で旅に出ました。自宅のある兵庫県から四国を経て、最終目的地である鹿児島まで、数多くの釣り場を巡る釣り旅です。就職活動を目前に控えながら部活動も続ける私たち。今年の夏休みは誰からも束縛されずに「自由」を優先して過ごし、趣味である釣りと本気で向き合おうと考えて計画しました。
今回の釣り旅の目標は「今までに釣ったことのない魚と出会うこと」、「地元の兵庫県ではキャッチできないような大物を釣ること」、そして最後に「現地の人との交流を深めながら釣りの情報を得て旅を続けること」です。これらを成し遂げるべくチャレンジを続けていく予定です。そのためにアジングタックルからショアジギングタックル、さらには磯竿まで、多くの魚種に対応できるようにたくさんの釣り具を車に積んで出発しました。
そして、このレポートを書いているのは8月10日。出発から4日間で「淡路島→高知県須崎市→宿毛市→宿毛市・沖ノ島」と釣りをしながら移動。現在は沖ノ島に滞在しています。今回はここまでの模様をお伝えしたいと思いますが、私たちは釣りのエキスパートではありません。読者のみなさんの期待に応えられるようなメソッドやテクニックなどは紹介できないかもしれませんが、釣りと魚、そして自然環境を心から愛する私たちのチャレンジにお付き合いいただければ幸いです。
淡路島のライトゲームで肩慣らし
8月6日に地元を出発し、この日は15時ごろから淡路島の阿那賀周辺で竿を出しました。当地に立ち寄った理由は、去年の夏にソイやタケノコメバル、ガシラなどを釣った経験があったから。まずは馴染みのある場所で釣果を得て、幸先のよいスタートを切ろうという目論見です。
さっそくライトタックルを準備し、1.2㌘のジグヘッドリグをテトラ付近にキャスト。底を取ってリフト&フォールで誘うと、すぐに20㌢クラスのソイがヒット!! さらにタケノコメバル、ソイと連発しました。
好調な滑り出しですが、その後はどういうわけか急にアタリが途絶え、ここでミスを犯したことに気づきました。いきなり簡単にヒットしたため、まだまだ釣れるだろうと高をくくってここまでの釣果をリリースしていたのです。今回は1カ月の長い釣り旅なので節約が大前提。「1日の食費は1500円までで、夕食は自炊」と決めています。つまり釣果は我々の貴重な食材となるわけです。それが「次の1匹は夕食用にキープしよう」と考えたころにはすでに食いが渋くなっていました…。
いきなりやらかしてしまいましたが、その後は苦労しながら何とかソイ2匹とベラをゲット。ことなきを得ましたが、メバルも食べたかったというのが本音です。
夕食はフライパンで魚を焼いて醤油で味付け。レトルトご飯と一緒にいただき、お腹を満たしました。そして「南淡リフレッシュ交流ハウスゆーぷる」という入浴施設で汗を流し、スッキリした状態で車中泊。車内は暑かったですが、台風8号の影響で強風が吹いており、窓を少し開けると快眠することができました。
スポンサーリンク
※文章・写真・記事などのコンテンツの無断での転用は一切禁止です(詳細はサイトポリシーをご確認下さい)。