ファンのみなさんお待ちかね!! 2019 夏のカマスゲーム最前線|【ほぼ月刊 武田 栄!vol.7】
待望の夏カマスシーズンがやってきました。暑さが厳しい時期ではありますが、そこは楽しく効率的な釣り方を追求する「タケダ式」にご注目下さい。限られた時合を有効利用し、手軽にカマス釣りを楽しみましょう!!
文:武田 栄
夏といえばカマス!!
一気に梅雨も明けましたが、この後の夏の暑さはどうなることやら…?? でも、幸いホームの大阪湾は冬から途切れることなくいろいろな釣りものが楽しませてくれており、釣りにはいい年だと感じる2019年。日中はチヌにタコ、ハマチサイズに近づいてきたツバス、マダイも好調!! ナイトゲームでは春から続くアジをはじめ、梅雨の一時期はやや不調となった底ズルのチヌもようやく回復の兆しを見せています。すべてが暑過ぎた昨年の夏とは違います(笑)。
そして、梅雨明け以降は仲間たちとともに、たまらな~く楽しみたくなるのが「オレたちゃカマサー」よろしく、カマス釣りであります!! もはや、この釣りは「カマサーゲーム」としてたくさんのみなさんに認知していただいていることと思います。
改めて説明しますとカマス専用のミノーを使い、朝夕や日中の好時合を釣り切る超エキサイティングなカマス釣りのこと。釣期としては、関西では初夏からのイメージが強いカマスですが、地域によっては早春や晩秋、そして冬に釣れまくることも多々あります。
で、気づけばカマス釣り歴三十有余年のタケダさん(笑)。それほど楽しい釣りなのであります。シーズン中はほぼ沿岸部に定位するカマスですが、狙い方はいろいろあれど、やっぱり最も楽しい釣り方をおすすめするのがタケダ式です。
すでにお分かりのみなさんも多いと思いますが、シーズンになって沿岸部に接岸するさまざまな魚は、実は一定期間その付近に定位します。カマスにせよ、アジにせよ、基本的に時合となるのは朝夕の回遊時ですが、これは何㌔、何十㌔と離れたところから回遊してくるわけではありません。
接岸した大きな群れは、潮の動かない日中は沿岸部のブレイクや深場に定位し、潮が動いて餌がくるタイミングを待っています。カマス釣りなら「カマスの群れ+潮回り+ベイトの有無」の組み合わせが重要。この条件が満たされて好時合に入れば、ごくシンプルな釣りでいとも簡単に釣り上げることができます。
また、カマス釣りに慣れてくると、日中にジグヘッド&ワームやライトキャロなどで深場のボトムを狙う釣りや、マイクロメタルジグでボトム付近を狙うパターンなどもあります。カマスの群れはいるものの潮が緩んでベイトの回遊がない状況下で、よくいえば「テクニカル」、普通にいえば「拾い釣り」をするわけです。ただし、タケダさん的には「できればそれは他の魚で…」ということになります。
というのも、今や5㌢クラスのミノーを投げ、無造作に巻いてくるだけでバンバン釣れてくれる魚はそうはいません。だからこそカマサーゲーム(=カマスのミノーイング)なのであります!! そんなわけで、みなさんにもカマスだけはぜひシンプルなタックルに、シンプルな釣り方で楽しんでほしいと思っています。百聞は一見にしかずということで一度好時合にカマサーで釣りきれば、その楽しさを分かってもらえると思います。
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