不調の外房の磯で会心のヒラマサをキャッチ!!|【SHORE SNIPER vol.21】
釣れ盛った昨年とは打ってかわり、盛り上がりを見せることなく上半期を終えた外房のロックショア青物。それでも諦めずにヒラマサとの出会いを願い、淡々とフィールドに通っています。そして7月末、ついにチャンスが訪れました…
Text & Photo 大野 祐
2019上半期の外房ヒラマサ
こちら関東地方は遅い梅雨明けから猛暑が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか? 酷暑で体調を崩されないよう、くれぐれもご注意下さい。
さて、前回ご紹介した小笠原遠征(※前回の記事はこちら→【小笠原諸島・母島の磯にアタック!!】)では景気のよい釣果に恵まれましたが、一方で地元、千葉のロックショア青物は盛り上がりを見せることなく上半期を終えました。
小笠原遠征のあとも磯に繰り出しましたが、毎回ボウズ。たまに釣れてもサメやダツのみでした。釣友たちも不振が続き、春以降の外房の磯は近年マレに見る不調が続いています。
それでもオフショアゲームでは好調に釣れているため、近海に魚が回遊していることは間違いありません。あとはショアに差してくるタイミングしだい。復調を期待して淡々と磯に通っています。
久しぶりの光景に大興奮!!
7月末、真夏の早朝らしくこの日はほぼ無風。潮位も高かったので、ところどころ泳いで目当ての磯にエントリーしました。
ポイントに到着すると波はさほどないものの、潮の流れはいい感じでした。しばらく海を眺めていると、沖でトビウオを追ってヒラマサがボイル!! 久しぶりに見る光景におのずと期待感が高まります。
トビウオを捕食しているということで当然ダイビングペンシルをセット。ラフな海面なのでミスダイブを減らすためにショートピッチ主体のアクションで誘います。
磯際から探り始めましたが反応がなかったため、沖に狙いをかえた数投め、期待通りに海面が炸裂しました。手応え十分で合わせを入れるとヒット!! 魚は海面で頭を振り、フックを外そうとします。このときに魚体が見えてヒラマサであることを確認しました。
すぐにファイト体勢に入ると魚は一気に手前に走ってきました。これにより一度は磯に上がりましたが、波に流されて再び海へ。まだ余力を残しているので足もとで突っ込みを繰り返します。根ズレの可能性が高いギリギリのファイトでしたが、ラインはスペーサーまで巻き込んでいたので何とか持ちこたえ、最後は波に乗せて無事にランディングすることができました。4カ月ぶりに手にしたヒラマサは98㌢、8.5㌔の満足サイズでした。
ヒラマサとのファイト動画
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