シビれるような釣趣が魅力!! 《2019後半戦》サクラマス&レイクジギングの総括|【マニアな仲間たち vol.5】
春以降は大きな群れが入り、連日のように好釣果が上がった東北のサクラマスジギング。一方でレイクジギングの可能性が広がったことも今後に向けた大きな収穫となった…
Text & Photo 西本康生
釣りが合わなければサクラマスは…
徹底的にサクラマスを釣ろうと考えて迎えた今シーズン。4月に入ると岩手の海は大きくかわっていた。サクラマスの大きな群れが入り、各船ともに好調の様子が連日SNSを賑わしていた。そんな中、私自身も4月はサクラマスを狙って6日間沖に出た。
この地で5年ほどサクラマスジギングを楽しんできたが、これほど釣れたのは初めてだった。3㌔オーバー3匹を頭に「つ抜け」の日もあるほどだった。
それでも新しいジャークを覚えようと新しい釣りを試した日は悲惨だった。周囲は入れ食いの中、私だけアタリがないのだ。
釣りが終わって竿頭の方に「どうやって釣っていたんですか?」と質問したところ、「この間、西本さんに教えてもらった通りに…」という答えが返ってきた。どこの西本さんが教えたのだろうかと思ったが、いくら釣れている状況でもジグやジャークが合わなければサクラマスは振り向いてくれないということである。
リリース前提の大会を開催
4月の中旬には「ディープライナーカップ」と銘打って60名ほどの大会を開催した。キープできるサクラマスは1匹だけ。あとはリリースポイントを付与する形のルールとした。
結果は参加64名中54名に釣果があり、総匹数は101匹。その半数以上となる61匹がリリースされ、すべてリリースした方は16名もおられた。
リリースを主体とした大会にたくさんのアングラーが参加し、多くのサクラマスがリリースされたことがとても嬉しかったし、未来のジギングを考えると大いに意義のある内容となった。
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