シビれるような釣趣が魅力!! 《2019前半戦》サクラマス&レイクジギングの総括|【マニアな仲間たち vol.5】
3月初旬の青森を皮切りに徹底的に釣ろうと意気込んで臨んだ今シーズンのサクラマスジギング。前半戦はこの釣りらしいシビれるような展開が続いた…
Text & Photo 西本康生
2019サクラマスジギングのスタート
2019年のサクラマスジギングは3月3日の青森県野牛(のうし)漁港から始まった。以前より「青森のサクラマスもおもしろいよ」と仲間から誘いを受けていたが、青森の寒さが怖くて二の足を踏んでいた。野牛漁港は下北半島の北東部に位置する、津軽海峡に面した港。むつ市から北に20㌔ほどの位置にある。
3月といえども青森は冬。慣れない冬道を自走する勇気はなく、盛岡まで新幹線、そこから仲間の車の助手席での移動となった。
今シーズンのマスジギングは12月に開幕した北海道から好調で、青森も出船できれば1人10匹ほどの好釣果がシーズン当初より続いていた。
静かでおとなしめのジャークがキモ
釣行当日は3月とは思えないほど暖かく、天候に恵まれた。この日のポイントは港から北海道方面に1時間半ほど走った恵山沖。感覚的にはもうその先が北海道といった雰囲気だ。
水深100~120㍍のポイントで80㍍より上層のタナを探る。サクラマスジギングとしては深い水深である。タックルはロジカル70の2番と3番、スパイファイブ150~200㌘、リールはブルーヘブンL30の組み合わせ。大船渡周辺で使用しているタックルよりも強いものを選択した。
恵山沖のポイントは海峡と太平洋の潮がぶつかり合って地形変化が激しく、いかにも魚がたくさんつきそうな教科書的なポイントだった。その中で複雑な潮流に負けないよう、200㌘のスパイファイブを多用した。
多くの魚が集まるポイントは、全国どこの海でもサメが多い。ここのサメは冷水に強いネズミザメ。アピール力の強いジグを元気よくジャークすると途端にジグがなくなってしまう。ここに通っている仲間は得意のジグであるスロースキップVBを用い、静かでおとなしめのジャークでサクラマスだけを釣っている。
結果的にもこの日はVBの釣りが正解。竿頭はサメの被害にも遭わず、10匹を越える釣果を上げた。私は何度もサメにジグやサクラマスを持っていかれ、手痛い歓迎を受けることになった。
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