サイズを問わなければ年中OK!! ライトに楽しむ南紀エリアのショア青物ゲーム《後編》
情報に振り回されないように…
串本港周辺、大島港周辺は水深があり、潮流も速いため波止回りでも1年を通じて青物の回遊が見られる。特に串本港の大島向きは潮がよく走り、ベイトも溜まりやすい高実績スポットだ。初夏や冬はメジロ、夏はハマチ・シオ狙いが楽しめる。
ここでもメタルジグを主軸にトップやミノーでアプローチする攻略パターンはかわらない。メインベイトはトウゴロウイワシやキビナゴ・シラスで、水深があるため青物が波止際までそれらを追い詰める光景をよく目にする。ハマチ~メジロの接岸時なら朝夕はもちろん日中にもナブラが立つことが多いからベイトや鳥の動向をしっかりとチェックしてチャンスをとらえたい。
以上、回遊魚を狙うにはさまざまな状況の把握、情報の収集が必要なのは確かだが、それは釣れたという話だけを頼りに走り回るということではない。好情報を追いかけるだけでは後手に回ってばかりで負のループに陥ることもよくあるものだ。
大切なのは自分の釣りを見失うことなく状況を的確に見極めるために情報を利用することである。そういうスタンスでゲームに取り組み、状況が自分の判断にかっちりと当てはまれば…‼ それこそが回遊魚狙いの醍醐味であり、釣果以上の喜びを得る秘訣といえる。
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