サイズを問わなければ年中OK!! ライトに楽しむ南紀エリアのショア青物ゲーム《前編》
ツバス~ブリ、シオ~カンパチをはじめ、メッキやサバ・カツオも狙える南紀エリアのショア青物ゲーム。直近では大型青物が不調な面もあるものの、基本的には大小さまざまな回遊魚が見られる好スポットだ。そんなエリアでライトショアジギングを主体としたお気楽&欲張りなゲームを満喫しよう!!
解説:中瀬直行
南紀エリアのショア青物ゲーム
四季の移ろいに合わせてアジ・メバル狙いのライトゲームから青物やヒラスズキ狙いまで楽しむ私にとって、黒潮の恩恵を受ける南紀は魚影が濃くて年中楽しめる愛すべきホームグランドだ。とりわけ黒潮の影響が大きい潮岬~すさみエリアは青物の回遊が多くておもしろい。夢のサイズ、憧れの魚種を目指し、夜中に現地入りして朝まづめから何時間もがんばる強者も多い激戦区である。
ただ、このエリアにしてもよほど条件のいい地磯以外では回遊の情報がない限り青物ゲームは成立しにくく、ポイント選択で苦労することも少なくない。
基本的に目安とするのは黒潮の接岸情報、ベイトの有無、リアルタイムの釣果情報である。それらに仲間からの情報、自身の経験から得たノウハウをプラスして狙うべきポイントを絞り込み、ネットや近隣の釣り具店で得られる情報も大いに参考としている。
ショアの青物ゲームにもさまざまなスタイルがあるが、私の場合はライトショアジギングと磯でのプラッギングを主体に楽しんでいる。回遊の情報が入れば気軽に遊ぼうという考え方だ。南紀ではツバス(~ブリ)・シオ(~カンパチ)がメインターゲットとなるが、河口や漁港のメッキ、サーフなどに回遊するサバやカツオなどの小型回遊魚とも遊んでいる。
シーズナルパターンはベイトの有無や黒潮の状況にもよるが、通常なら5~7月と11~1月にメジロの群れがこのエリアに入ってくる。6月ごろからはシオが姿を現わし、時期が進むにつれてサイズアップして60㌢クラスも期待できる。メッキは8月ごろから小さなものが多く見られ、水温が低下する12月ごろには25㌢クラスの良型が楽しませてくれる。つまり、ほぼ1年中回遊魚狙いが楽しめるわけだ。
また、ポイントが多彩であり、地磯はもちろん河口や港回り、サーフなどさまざまなシチュエーションでゲームが成立する可能性があるエリアなのだ。
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