まだ見ぬ魚との出会いを求めて…トカラ列島チャレンジ|【F.R.E.A.M vol.9】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

まだ見ぬ魚との出会いを求めて…トカラ列島チャレンジ|【F.R.E.A.M vol.9】

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まだ見ぬ魚との出会いを求めて…トカラ列島チャレンジ|【F.R.E.A.M vol.9】

堤防GTにチャレンジ

磯上がり後はフェリー発着場近くの温泉でリフレッシュ。そして、夜のGT狙いに備えて堤防の下見に向かいました。地元の方の話ではGTのベイトとなるトビウオも入っているようです。ひと通り下見をして自分なりに狙い目を絞り込んだあとは、夕まづめの時間帯までメタルジグをシャクりましたが、小型のカスミアジが1匹釣れただけでした。

あたりが薄暗くなるとともに、トビウオを掬う方やGT狙いのアングラーが続々と堤防に集まり、一気に賑やかになりました。やがてトビウオを追ってGTのボイルが始まりました。「ドッパーン」というGTの捕食音が堤防に響き渡り、ヒットの期待感が高まります。

トカラ列島 GT・カスミアジ9
ベイトのトビウオは30㌢ほどのサイズでした。

しかし、期待とは裏腹にチャンスをモノにすることができないまま時間が過ぎていきます。その間、トビウオの泳がせ釣りをしていた方が2度ヒットに持ち込んだものの、残念ながらバレてしまったようです。そして、22時を過ぎると他のアングラーの方は続々と引き上げていきました。

ただ、ベイトとなるトビウオにはまだ何かしらのプレッシャーがかかっているようで、たまに逃げ惑うような動きを見せます。そこで19㌢の大口径のポッパーを使ったポッピングの釣りにシフトしました。

力強いポッピングを2回入れてアピールしたあと、泡を噛ませたバブルアクションを演出。人が減り、広く探れるようになったポイントで扇状にキャストを繰り返しているとついにバイトが!! 凄まじいファイトが始まるのかと興奮しながら合わせを入れると、ヒットに持ち込んだもののあまり重量感がありません。スルスルと寄せてきてライトで照らして掛かりどころを確認。抜き上げてキャッチしたのはギンガメアジでした。

トカラ列島 GT・カスミアジ10
夜の堤防でギンガメアジをキャッチ。

その後もポイントを休めながら釣り続けていると、1時間ほど経過したころに「バコッ」と元気のいいバイトが!! 今度はGTだろうと期待してファイトを開始しましたが、引きはそれほど強くありません。すんなり寄せて、難なくランディングしたのは良型のカスミアジでした。

ベイトのトビウオも徐々に減り始め、釣れない雰囲気が漂ってきた中での貴重な1匹だったこともあり、満足して納竿としました。

トカラ列島 GT・カスミアジ11
派手な出方でヒットしたカスミアジ。

ありのままの景観に感動

その後はベースキャンプに戻って遅めの夕食を済ませ、翌朝の釣りに備えて就寝。2日めは帰りのフェリーの時間があるため、釣りができるのは午前9時まで。できる限り竿を振りたいという思いから、フェリー発着場近くの堤防にエントリーしました。

そして、時間いっぱいまで投げ続けましたが、チャンスが訪れることなくタイムアップ。今回のトカラチャレンジは終了となりました。

今回、初めてトカラ列島に遠征して感じたことは、魚種の豊富さや魚の大きさなど、海が豊かであることはもちろん、壮大なスケールの島が人の手によって汚されることなく、ありのままの景観であったことに最も驚きました。釣り人が頻繁に訪れる堤防にもゴミひとつ落ちていません。誰かが掃除をしているのか、ゴミなどを放置して帰るアングラーがいないのかは分かりませんが、とても気持ちよく釣りすることができる、素晴らしい環境であるということを痛感したしだいです。

景観美を楽しみにこの島を訪れる方も多いので、我々アングラーがそのきれいな自然を汚すようなことがあってはなりません。ここを訪れたアングラーは気持ちよく竿が振れる環境の素晴らしさを改めて痛感することでしょう。それほど素晴らしいフィールドであるということを今回の釣行で強く感じました。癒しと刺激を求めてまた来年にチャレンジしたいと思います。

トカラ列島 GT・カスミアジ12
いろんな意味で満足度の高い遠征となりました。ぜひまた当地を訪れたいと思います。

使用タックル

タックル①

【ロッド】
ゼナック・デフィ ミュートス100HHH-GT

【リール】
シマノ・08ステラSW20000PG

【ライン】
ダイワ・UVF ソルティガセンサー 12ブレイドEX+Si 8号

【スペーサー】
ユニチカ・ユニベンチャー1 X8 20号

【リーダー】
サンライン・トルネード ベーシック船ハリス30号


タックル②

【ロッド】
ダイコー・ロッキーショア106/14

【リール】
シマノ・08ステラSW10000PG

【ライン】
ダイワ・UVF ソルティガセンサー 12ブレイドEX+Si 5号

【リーダー】
サンライン・トルネード ベーシック船ハリス20号


タックル③

【ロッド】
シマノ・コルトスナイパーS1000MH

【リール】
シマノ・ツインパワー4000XG

【ライン】
ダイワ・UVF ソルティガセンサー 12ブレイドEX+Si 2号

【リーダー】
サンライン・トルネード ベーシック船ハリス10号


使用ルアー

シマノ・コルトスナイパー ロックジャーク170F AR-C

シマノ・オシア スポウター190F

マリア・ラピードF230

アングラーズリパブリック・ジガロ100㌘

エコギア・BALT 4″

ゼスタ・タッチダウンストロング42㌘(#5/0)


【東村純孝・プロフィール】

鹿児島のSWルアーゲームフィッシングクラブ、KFC(Kagoshima Fishing Crew)に所属。クラブのスローガンである「魚至上主義」のもと、ロックショアでのカンパチ狙いをメインに、エギングなど幅広い釣りを楽しんでいる。

【ショア青物ゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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