【ヒラスズキゲームQ&A】Q13.バイトパターンとフッキングに持ち込むコツは?
シューティング的要素を含めたゲーム性の高さから、SWゲームフィッシングの中でも至高のターゲットの1つに数えられるヒラスズキ。ここではバイトパターンとフッキングに持ち込むコツについて、この釣りに精通するエキスパートが解説!!
[spacer]【磯】まずは足もとでのミスをなくそう‼
Answer:西村好仁
浅場では比較的沖でバイトしてくることが多いが、深場では磯際にサラシができることが多い。そのため、ヒラスズキ狙いではルアーを磯際まできっちりとリトリーブすることが大切だ。
ルアーをピックアップする寸前にバイトしてくることも多いが、目前でそのシーンが見えるため、どうしても早合わせになって失敗しがちである。いきなりヒラスズキが出てもフッキングをグッとこらえる…。そのことを常に意識しておこう。ヒラスズキが反転し、ロッドに十分なテンションがかかったときが合わせのベストタイミングだ。
また、何をするにせよ波には周期があることを考えておきたい。たとえば、なんとなくキャストしてしまうと次の波がきてトレースラインをはずれたり、波でルアーが安定せずにミスバイトが発生したりする。
磯に立ってもすぐにキャストせず、波の周期やサラシの広がり方などをよく観察することだ。そうしてベストと思えるタイミングにだけキャストするように心がける。それができれば確実に釣果アップに繋がるだろう。
【サーフ】リズムを作ってショートバイトを回避
Answer:松本真吾
私が住む四国東南部には砂ヒラ、つまりサーフのヒラスズキ狙いの好スポットが数多くあります。ナイトゲームが中心になりますが、荒磯、ゴロタ場など釣りづらい地形のポイントと違い、気軽にエントリーできるからイチ押しのパターンといえます。
ひとことで砂ヒラといっても、サーフをベースに河口、テトラ回り、ゴロタ絡みなどポイントの条件はさまざま。私の場合、まずはストラクチャーや離岸流、伏流水、川の吐き出し周辺など、ヒラスズキが居つくであろうスポットを点で押さえるように探っていきます。
それでヒットすればOK‼ しかし、反応がなかったり、ショートバイトしかないというときは、状況の変化に応じてルアーのカラー、タイプをかえて狙います。そうして目先をかえることで一時的にヒラスズキの活性が上がったり、回遊してきたと思われるヒラスズキがバイトすることがよくあります。
一般に朝夕のまづめどきは魚の活性が高く、ヒットに恵まれやすいもの。しかし、ナイトゲームでは潮位、明るさ、流れ、波などの常に変動する状況を考慮して攻め方をかえていくことです。ショートバイトなどで魚の気配を感じるときならドリフトやトゥイッチなどを駆使してリアクションバイトを狙います。
ただ、激しいアクションはミスバイトの原因になります。ヒラスズキにバイトのタイミングを計らせるように、一定のリズムのアクションを入れるのがフックアップに持ち込むコツです。
なお、ルアーは常に異なる状況を想定したタイプの違ったもの、それも多くのカラーバリエーションが必要です。使用率が最も高いシャロー系や宙層付近まで探れるミノータイプ、飛距離が稼げるシンキングペンシル、ボイル時や沈み根などで起伏の激しい地形を釣るときのトッププラグなどを状況に応じて使い分けます。
サイズ的には11~14㌢前後が扱いやすいでしょう。カラーはナチュラル系、パール系、チャート系を水の透明度、明るさなどの状況に応じて使います。
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