細分化されたラインを使いこなすために…糸の話をしましょう!!|【ほぼ月刊  武田  栄!vol.6】

ライトゲームライン アジング用ライン1

アジングにおいては特定のラインしか使わないという方もいらっしゃるようですが、種類や号数などが細分化されていることには意味があります。それを理解したうえでアジングを楽しめば、ますますおもしろくなることは間違いないから…

文:武田 栄

みなさん、こんにちは!! 近畿地方もようやく梅雨入りしましたが、今のところ地元の泉南や九州で「いい釣り三昧」のタケダさんです。ライトゲームに関しては地元の泉南エリアもメバルからアジにすっかり入れ替わり、この時期のアベレージクラスの「数釣りアジング」を連日楽しんでおります。

僕は釣れたアジを持ち帰ることはあまりないのですが、ほぼ毎回ロッドやライン、ハリ、ルアー(ワーム)など、さまざまな試作やテストを行なっています。そんなわけで飽きることなく竿を振り、新しい発見とともに手軽に釣れてくれるアジと戯れております(笑)。

で、今回は「糸」の話をしようと思います。ここ最近に出会った釣り人さんたちと話す中で、糸(特にアジングライン)についてはそれぞれが自由に選択していると感じました。それがちょっと気になったので、やはり糸についても定期的に取り上げた方がよいと思ったしだいです。

アジング用ラインの種類と使いどころ

アジング用ラインにはフロロ、ナイロン、PE、エステルとありますが、10年以上ライトゲームをされているみなさんなら、それぞれの特性を理解されていることでしょう。しかし、僕が最近話した釣り人の中には「エステルラインしか使ったことがないです!!」という方もいて、ちょっと驚きました。

ラインにはそれぞれの特性と長所や短所がありますが、選択の目安は以下のようになります。

●釣れる魚のサイズ。
●釣りをする場所。
●釣れる魚の種類。
●使いやすくて自分になじむもの。

これらを考慮してメインに使用するライン、その他の状況で使用するラインを使い分けます。

軽量ジグ単で最も手軽に楽しめる港湾部の常夜灯回りの場合、よほどのよい場所を除くと釣れるアジのアベレージサイズは15~25㌢ほど。15㌢以下の極小豆アジを狙う釣りは別として、通常のアジングとなると、それぐらいのサイズがターゲットになると思います。

この場合、使用するジグヘッドは1㌘前後で、風もなく穏やかな海況ならほぼすべての種類のラインが使えます。その中でターゲットが20㌢前後のアジなら、使用する糸の目安は次の通りです。

①フロロカーボンライン1Lb、1.5Lb
②各種エステルライン
③0.3号以下のPEライン+リーダー

特定のラインしか使わないという方もおられるようですが、ナイロンラインの場合は同じモノフィラメント系のフロロラインと比べると、かなり慣れていなければ扱いにくい面もあります。そのため、ナイロンラインの使用は今では特殊な例と認識しています。

ナイロンラインのメリットは低価格でしなやか、そして同じ強度でもフロロラインに比べると線径が細いということ。デメリットは柔らかいのでライントラブルが起こりやすい点です。そして、フロロラインに比べると伸びが大きいのでライトリグを扱う際には感度が落ちます。

ビギナーのみなさんへは、まずは細糸に慣れるという意味でもフロロカーボンライン(1~1.5Lb)からスタートすることをおすすめします。とにかく細いフロロラインで「細糸のアジ釣り」を体感し、経験を積むのがよいと思います。

ちなみにタケダさんは通い慣れた場所も、初めての場所も、いわゆる港湾部であればPE0.15号+フロロリーダー1号、もしくはエステルライン(鯵の糸)0.3号をメインに使っています。

ライトゲームライン アジング用ライン2
細分化されているラインの種類や号数。その使い分けで釣果に差が出るライトゲームシーンでは、それぞれの使いどろこをしっかりと把握しておく必要があります。

状況に応じたラインの使い分け

続いて他のシチュエーションと使用するラインについて考えてみましょう。

●アジ以外に少しサイズのよいメバルや根魚、シーバスがヒットする場所。加えて藻場や根回りを狙うとき→PE0.15~0.3号+フロロリーダー1~1.75号。強度を重視したパターン。

●10㌢前後のアジばかりが釣れる場所→エステルライン(鯵の糸)0.2~0.25号+フロロリーダー0.8号以下。

●メバルとアジがどちらも狙える場所→PE0.15~0.3号+フロロリーダー1~1.5号。

●ボートからのバーチカルアジング(20㌢~尺オーバーのアジが狙える場合)→PE0.2号。これで1㌘のジグ単から7㌘のメタルジグまで対応。
※特に深場をバーチカルに狙うなら、PE0.4号よりも0.3号、0.3号よりも0.2号を選択。より細いPEラインを使うことで着底感や糸フケの量がかわってくるので釣果に圧倒的な差が出ます。

●遠投フロートで狙う場合→PE0.4~0.6号。フロートがほとんど仕事をしてくれるので細かなラインの差はあまり関係ありません。バイトに対して注意すべきはジグヘッドのウェート。そして、感度を左右するのはリーダーの長さです。

以上、いかがでしょうか?  糸の号数は細かく分かれているのには理由があるのです。

ライトゲームライン アジング用ライン3
ストレスなく釣るためにもラインの使い分けは必須といえます。正しい釣り方で楽しみましょう。


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