マス&サケゲームのノウハウを海のルアー釣りに応用|【釣り人生をかえた1匹③】
足掛け5年追い続けてようやく理解できたのが北海道のカラフトマス&アキアジ(サケ)狙い。流れでのさまざまな攻略パターンを経験したことで、海のルアーゲームにも応用できるノウハウがいろいろと…
解説:弓削和夫
北海道のカラフトマスにチャレンジ
釣り場に通い出してからキャッチするまでに4年、理屈が分かって釣ったと思えるようになるのに5年かかった思い出深い魚が北海道のアキアジ(サケ)です。20年以上前のことですが、毎年9月の連休を利用して3泊4日の日程で釣行していました。
1年めは上司に誘われての釣行でした。この時期はカラフトマスの最盛期で、アキアジのファーストランが絡みます。私はフライで挑戦しましたが、魚影は見えているものの最初のうちはまったく釣れませんでした。
現地の案内人から要領を聞くと、川の流れの癖が本土とは違うようで、水が重くてロングリーダーだとフライが浮いてしまうのです。流れの強さによって最適なリグや釣り方がかわるのは当然のことです。このときに釣れたのは遡上してから時間がたった個体ばかりでした。浅瀬で口を開けているカラフトマスが相手であり、ラインが口や背中に当たれば前に泳ぎだしてスレ掛かりするというだけのことでした。
2年めは下流部へ入り、狙い通りにフレッシュなカラフトマスを釣ることができました。また、ラインをまっすぐにしてフライを先行させ、浮かせずに底スレスレを攻める釣りを覚えました。
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