ターゲットの行動パターンを読んだ戦略でメーターオーバーのシイラをキャッチしよう!!《前編》
最大のヒットパターンとは?
攻め方は、そのときどきの回遊ダナの変化を意識して組み立てる。たとえば、水面がざわつくほど北西風が吹いているならトップへの反応は鈍くなると判断し、飛距離を稼ぎやすく広いタナをカバーできるメタルジグを遠投して宙層を横引きで探ったり、ジグミノーで水面より少し下の層を狙ってゆっくりとアピールしたりする。
条件的にわるくないようなら、食い気が高まるまでには時間がかかりそうな薄暗いうちは大きめのミノーの強い波動でアピールする。そして、明るくなるにつれポッパーやダイビングペンシルによるルアーを見せて食わせる釣りへとシフトする。
ベイトの動向にもよるが、シイラは朝まづめよりも昼から夕まづめの方が大型に出会える確率が高い。時間が許す限りアプローチを続けよう。
ちなみに、昼からの方がよいというのはシイラの習性というよりも釣り人側の事情に関係した傾向である。たとえば、ハイシーズンになると中紀の沖波止は混雑するが、暑くなる昼前後には大半のアングラーが引き上げる。また、漁船の往来も昼を過ぎるとほとんどなくなる。だから人的プレッシャーが大きい午前中は沖合の潮目付近で少し深めのタナを回遊していたシイラが、午後からは警戒心を弱めて接岸し始め、磯のワンドや港内、波止回りへと移動してきたベイトを積極的に追い出すわけで、アングラーには大型に口を使わせるのが比較的容易なチャンスが訪れることになる。
遠投性重視のキャストで !!
メーターオーバーのシイラを狙う場合、レンジにかかわらず基本的に十分なウェートのあるルアーを使う。また、その重さを生かして飛距離を稼ぐことができ、なおかつトラブルが少ないことから投げ方はペンデュラムキャストをメインにしている。飛距離は60㌘程度のプラグなら80㍍ぐらい、同程度のメタルジグなら100㍍ぐらいを目安としたい。
ペンデュラムキャストの方法
(※《後編》に続きます)
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