気軽にトライしてさらなる楽しさを味わおう!! メバル・プラッギング超入門|【Shar’s=Style= vol.3】
            プラグで難なくサイズアップを達成
一般的にプラッギングといえば、やはり前述したようにルアーロストの心配がネックとなるだろう。そのため、メバリングといえどもPEラインを使用し、プラッギング対応のやや硬めのロッドが有利となる(磯や藻場などのストラクチャー回りを狙うときもそのようなセッティングがマッチする)。
ただ、私が企画・開発を担当して今シーズンに発売となった先のプラグは、タックルをかえなくても漁港でジグ単の釣りの合間に楽しめるということをコンセプトに開発した。操作するうえでも難しいテクニックを必要とせず、ジグヘッドリグのように少し沈めて巻くだけで釣れるプラグを作りたかった。そして、ソリッド素材を使用することで遠投と滑らかなアクションを実現。さらに、ソリッド内部にバランスシンカーを装着し、回転せずに平行姿勢を保ちながらフォールする。わずか40㍉のボディーに多くの機能が備わっているのだ。
そんなプラグを奥さまに使ってもらい、ロッドの構え方とアタリのとり方についてその都度説明すると、すぐにコツを掴んでメバルを連続でヒットさせた。ジグヘッドリグで釣り続ける旦那さんも負けじとヒットを重ねるが、旦那さんは15㌢、奥さまは23㌢とヒットさせるメバルのサイズが明らかに違う。
そんな夫婦バトルを繰り返してついに観念したのか(笑)、旦那さんもプラグに興味を持ち始めた。そこで使い方を説明して狙ってもらうと即座に良型がヒット!! ワームでは難しかったサイズアップに難なく成功した。ここからは「きました~♪」「こっちも~♪」と、2人で良型のメバルを次々とヒットさせた。
プラグは扱いが難しく、ワームの方が釣れると思っていたであろうお2人だが、実際にプラグを使ってみて、今まで食わず嫌いだったことに気づいたようだ。ワームと何らかわらない釣り方でヒットし、ワームとは違った威力を持つことを身をもって感じたのではないだろうか。
気軽にプラッギングを楽しもう!!
好調にプラグでの釣果を重ねる中で「きた!!」と旦那さん。大きくロッドを曲げて耐えたが、メバルのパワーに負けてバラしてしまった。その直後、今度は奥さまがロッドを大きく曲げた。リールハンドルを懸命に巻くが、ドラグが音を立ててラインが引き出されていく。それでも落ち着いたやり取りでメバルを寄せ、最後は慎重に取り込んだ。サイズを測ると29㌢!! 肉厚で体高のある立派な魚体である。プラグデビューでいきなり良型メバルを手にし、かなり喜んでおられた。また、最後にはヒイカまでヒットさせていた。
この日、ライトゲームのさらなる魅力を知り、横で見ていて確実にスキルアップを果たしたお2人。このご夫婦のように、ジグヘッドリグでしか釣ったことがないという方は、ぜひこの機会にプラッギングにチャレンジしていただきたい。ライトゲームがますます楽しくなることは間違いないですよ!!
使用タックル
【ロッド】
ダイワ・月下美人 EX AGS 610LS-SMT・E
【ジグヘッド】
ダイワ・TG 月下美人 SWライトジグヘッドSS 0.5~2㌘
【ワーム】
ダイワ・月下美人 ビビビーム1.5㌅
【辻原伸弥・プロフィール】
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