直リグで盛期のチヌ&キビレを完全攻略!!|【Catch the Fun!! vol.8】
一般的に食味の評価が高くないキビレですが、徳島の河川で釣れるキビレは非常に美味。また、これから最盛期に向けてかなりの高確率で釣果が得られるため、これを見逃す手はないですよ!!
Text & Photo:加地武郎
チヌ&キビレが好調
地元の徳島では夏本番を前に、河川や港湾部などでチヌやキビレが釣れています。シーズンはおおむね5~11月といったところでお盆過ぎから晩夏までが最盛期となり、バイト数が多くてサイズも期待でき、非常に人気の高いゲームとなっています。
食材としては一般的にあまり人気のないキビレですが、徳島の河川(特に吉野川)で釣れるキビレは臭みがなく、旨味があって非常に美味。「キビレはどうも…」という方もぜひ一度刺し身でその食味を味わっていただきたいものです。適切な処理をして持ち帰れば最高の味わいが楽しめますよ。
さて、今シーズンの釣況はというと、数は例年通りといったところですが、比較的良型のキビレが釣れている印象です。例年、シーズン初期は小型のツンツンバイトに悩まされることが多いのですが、現時点で30~40㌢のお手ごろサイズのキビレがかなりの高確率で釣れています。これからのハイシーズンがますます楽しみです。今回はそんなキビレゲームを楽しむコツについて、私なりに紹介したいと思います。
有望なポイントの目安
まずはキビレゲームのポイント選びについて。キビレは汽水域を好むため、外洋に面した場所でも河口付近に位置する港湾部や、真水の影響を受ける場所が有望となります。
また、タイダルリバー(潮の満ち引きの影響を受ける川)で潮止め堰堤がある場合、河口からそこまでが大まかなポイントとなります。吉野川を例にあげると、河口から20㌔ほど上流にある第十堰までが狙い目。ちなみに、第十堰には大型のキビレやチヌ・エイ・ヒラメ・タチウオなどが遡上してきます。
それと、キビレはボトムのカケアガリに沿って回遊しており、ある程度流れがある場所を好みます。そのため、ドン深ではなくシャローポイントが狙い目となります。
流れが効いている場所の目安としては底質がある程度硬くなっており、砂泥地でも泥の割合が低くなります。ルアーをズル引きしたときにコトコトとボトムノックする感触が伝わる場所が有望です。
逆に藻や泥でヌルヌルとした感触が伝わるエリアは避けるのが賢明。ただ、潮位によってトレースするスポットがかわるため、同じ場所でもタイミングしだいで有望なポイントになることも多々あります。そのあたりは釣り場に通って狙い目となるタイミングを自分なりに見極めましょう。
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