【ヒラスズキゲームQ&A】Q12.ポイントは何を目安に見切ればいい?
【磯&漁港】新たな展開が期待できなければ…
Answer:広川嘉孝
日中の磯では常にランガンするのが前提。ポイントは小刻みに見切っていきます。目安はベイトの有無とサラシの立ち具合。ヒラスズキがいると確信した場合にはスレたと思ったタイミングで見切ります。ヒラスズキがわいているような状況以外は同じ場所で粘るよりはランガンです。
潮通しやベイトの量が良好なポイントで、新たなヒラスズキの回遊が期待できそうな場面では少し粘ります。少し休憩してポイントを休めたり、小移動で別のポイントを回ってからその場所に入り直すパターンも多いです。
そういった場所にこだわるのは、ベイトが溜まっているというのが最強のパターンだから。潮と光量の条件がかわったタイミングで入り直すと食いが立つケースが多々あります。ただ、朝まづめなどは時間的に見切るタイミングがないわけで、太陽が顔を見せるまでは見切らずにがんばります(笑)。夜釣りで狙う常夜灯下のポイントなどでは、波止際や船溜まりなどのシェードについているヒラスズキをひと通り狙っていきます。そこでヒラスズキから反応がなければ見切って移動。同じように次の漁港へとランガンしていきます。やはり、そんなときでもベイトの有無が一番の判断材料になりますね。
【磯】投げても5~7回。その中で…
Answer:山本典史
基本的には気配(笑)。磯のヒラスズキゲームの取材の際、同行の撮影スタッフから出る言葉はいつも同じ。「何でここではすぐ見切って、ここでは粘るのか?」である。僕の場合、はた目にはまったく意味不明な見切り方をしているようだ。
ほとんどの場合、12~14㌢のミノーでテンポよく攻めていき、各サラシでは投げても5~7投程度。ほとんどは3投ぐらい。ヒラスズキを釣るときは確実にフッキングさせたいので、サラシや流れのタイミングを見計らって、ベストと考えられるタイミングとポジションにキャストするようにしている。そのためファーストキャストでのヒットが多く、投げれば投げるほど確率が落ちることが多い。ただ、それでも何らかの気配を感じることもあるわけで、最大5~7投するケースも出てくるわけだ。
さて、具体的な目安だが…。粘っていたポイントを見切るきっかけは、ミノーとは違う性質のルアー(バイブレーションなど)を使用したり、トレースラインを逆にしても何の気配もないときということになる。ただし、磯のヒラスズキゲームは5~10投で移動していくテンポのよさが重要だろう。
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