魅惑の梅雨シーバスを狙い撃とう!!|【北陸ショアゲームイズム vol.7】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア

魅惑の梅雨シーバスを狙い撃とう!!|【北陸ショアゲームイズム vol.7】

シーバスゲーム 磯・サーフ1

梅雨といえば湿度が高くて一般的に不快なイメージが強いと思う。しかし、北陸エリアでは意外と快適に過ごせるうえ、この時期ならではのシーバスゲームが楽しめるから…

Text & Photo  丸山政寅

北陸の梅雨は各フィールドがアツい!!

6月初旬、北陸地方は梅雨入りとなった。この時期は湿度が高くて過ごしにくいイメージもあるが、暖かい雨は多くの恵みをもたらす。そして、気温は20度前後の日が続いて快晴の日は過ごしやすいなど、北陸の梅雨は意外と快適だ。

そんな中、磯、サーフ、河川とすべてのフィールドが一気に熱気を帯びる。気温、水温、海水温ともに20度というのが北陸のショアゲームを手軽に楽しめる時期の目安だ。

また、夏至となる6月22日ごろは1年を通して最も日照時間が長くなる。日の出時間が午前4時ごろとなるため、仕事前に釣行することも可能。さらに日没は午後6時ごろなので仕事帰りにサーフや河川に立ち寄って竿を振ることもできる。そのままナイトゲームに突入して夜な夜な釣りを楽しむという人もいるのではないだろうか。とにかくショアアングラーにとってはいろいろと選択肢があって嬉しい時期である。

磯は条件に恵まれないことが多いが…

私の場合、この時期はシーバスを求めて磯へ釣行することが多い。青い海、青い空、白いサラシに磯の風…。その中でルアーをキャストしていると、非常に贅沢な時間を過ごしていることを実感する。ただ、残念ながら釣行日が好条件に恵まれる可能性は低い。梅雨のロックショアゲームは沖のシラスやカタクチイワシがショアラインに寄るか否かで釣果が大きく左右されるため、できるだけ波と風の影響がほしいところなのだが…。

たとえば、前日まで波高2㍍であったのに、翌日には0.5㍍に落ちて釣果が得られないということも珍しくない。そのようなときは少しでもよいサラシを求めて移動を繰り返す。

シーバスゲーム 磯・サーフ2
磯では風と波が出てベイトがショアラインに寄れば良型のシーバスも期待できる。

以前に先輩アングラーから「ベタナギでもサラシが見られるポイントは海中に必ず変化がある」と教わった。当然そのような場所はより濃いサラシが発生するようなときは有望なポイントとなる。ベタナギの状況下でも次に繫がるヒントが得られることもあるのだ。そんなわけでついつい磯に通ってしまうのだ。

シーバスゲーム 磯・サーフ3
好条件に恵まれない日はポイントのチェックに時間を費やす。次に繋げるという意味では非常に有意義な作業だ。

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