初夏の磯で自己記録のカンパチ+αをキャッチ!!|【F.R.E.A.M vol.8】
メタルジグにヒットした大物の正体は…
その後も1時間ほどミノーを投げ続けましたが、魚からの反応が遠退いてしまいました。時刻は7時半になっており、ここで105㌘のメタルジグにチェンジ。底付近にいるであろうカンパチを狙うことにしました。
この日は中潮回りで満潮時刻が午前9時前。ジグを通して伝わる上げ潮の感触は緩やかで心地よいものでした。そして私の場合、メタルジグを使用するときは以下のことを重視して狙い目となるポイントやタイミングを絞り込んでいます。
●上潮(表層)より底潮の方が速い。
●ずっと同じ潮の強さではなく、途中で軽くなったり重くなったりする潮流。
●真横方向に流れるよりもやや払い出している潮向き。
この日もそれらを意識しながら潮かみ方向にキャストを繰り返し、やや速めのワンピッチジャークで誘っていると、底から10回ほど誘い上げたところで「フワッ」とジグの重みが抜ける違和感を覚えました。魚がメタルジグにジャレついてピッチが乱されるという、ジギングにおいて最も気持ちのよい感触です。
これでメタルジグに魚がついていると確信。いったん底を取り直し、今度は高速のジャカジャカ巻きで誘い上げました。メタルジグについてきている魚の捕食スイッチを一気に入れるイメージです。
すると、狙い通りに「ゴンッ!!」とアタッてきました。先ほどのカンパチのときのように合わせを数回入れると、どっしりとした重量感とともに「ゴンゴン」と頭を振る感触が伝わってきました。先ほどよりも引きにトルクを感じなかったのでリズムよくポンピングで引き上げると1㍍クラスのブリが水面を割り、無事にキャッチすることができました。
思い通りにヒットに持ち込むことができるとよりいっそう釣りが楽しくなります。その後も気分よくアプローチを続けましたが、残念ながら魚からのコンタクトはありませんでした。そして、雨が強くなってきたところで続行不可能と判断して竿を置きました。
今後はますます本格化
そういったわけで今回は会心の釣りを味わうことができました。状況がよいときは午前中だけでクーラーに入りきらないほどの魚が釣れることもあれば、厳しいときは朝から夕方までキャストを続けても反応なしというのがショア青物ゲームです。
その中でとにかくフィールドに通い続けることが大切だと考えています。そして、思うように釣れない日が続いても「次はきっといい日になる」とポジティブに考え、反省とトライ&エラーを繰り返すことが上達に繋がると信じています。
さて、今後ホームの南九州エリアは梅雨明け後に本格シーズンに突入するのでますます楽しみです。みなさんも事故や熱中症にはくれぐれも注意して夏の釣りを楽しんで下さい。
使用タックル
【リール】
シマノ・13ステラSW10000PG
※ニューモデルのメーカー商品ページはコチラ
【ライン】
クレハ・シーガーPEX8 5号(300㍍)
【リーダー】
サンライン・トルネード ベーシック船ハリス20号
【ルアー】
シマノ・コルトスナイパー ロックジャーク170F AR-C(ピンクバックグロー)
カルティバ・撃投ジグ105㌘(ピンクグロー)
【田村孝介・プロフィール】
※上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。
- 1 2
※文章・写真・記事などのコンテンツの無断での転用は一切禁止です(詳細はサイトポリシーをご確認下さい)。