初夏の磯で自己記録のカンパチ+αをキャッチ!!|【F.R.E.A.M vol.8】
ゴールデンウィーク以降は悪天候に振り回され、なかなか思うような釣りができない日々が続きましたが、ほぼ毎週磯に立つことでチャンスが到来。カンパチの自己記録更新も含めて大満足の釣りを味わうことができました!!
Text & Photo:KFC・田村孝介
令和に入ってはや1カ月が過ぎ、気がつけば梅雨時期に突入。ホームグラウンドの南九州エリアでは、5月中旬~下旬にかけて大荒れの天候が多く、梅雨入りしてからは晴天が続くなど、例年とは様子が異なる印象です。
そんな中、私自身はほぼ毎週磯に立ち、春磯から夏磯への移りかわりを肌で感じながらショア青物ゲームを楽しんでいます。悪天候に振り回されてなかなか思うような釣りができませんでしたが、何とか釣果を出すことができましたので、そのときの模様をレポートさせていただきたいと思います。
今年初のハガツオがヒット
5月中旬、単独で鹿児島県・大隅エリアの地磯に釣行しました。当日はあいにく雨天でしたが、風とウネリはなく、降り続く雨さえ我慢すれば、釣りには支障がない状況でした。
夜明けのタイミングで実釣スタート。さっそく15㌢のポッパーと16㌢のダイビングペンシルに反応がありましたが、バイトが浅くてフッキングに持ち込むことはできませんでした。そこで17㌢のフローティングミノーに変更し、ゆったりとしたジャークで誘っていると、ガツンと明確なバイトがあってヒット!! 表層付近を走り回られた末にキャッチした魚は50㌢ほどのハガツオでした。
自己記録更新のカンパチをキャッチ!!
同じ磯で竿を出されていたアングラーは14㌢クラスの小型ミノーで60㌢ほどのヤズ(ブリの若魚)を多数釣っていました。「今日はミノーのパターンだな…」と思いながらアプローチを再開。フルキャスト後は10回ほどゆったりとしたジャークでルアーを泳がせ、ヒラを打たせるイメージで大きなジャークに変更した直後に「スコン」いうアタリが穂先に伝わりました。脇挟みの状態で1度、ファイトポジションに持ち替えて2度合わせを入れると、5㌔ほどに設定したドラグが鳴ってラインが引き出されました。
ファーストランで魚の大きさが予測できたので、魚が走ればテンションをかけながらラインを出し、相手の動きが止まれば渾身のポンピングで引き寄せます。手前にある張り出したハエ根に入られる危険性もあり、そうなったらベールフリーでやり過ごすことも頭に入れてやり取りを続けました。
しかし、予想に反してすんなりとキャッチしたのは良型のカンパチ。さっそくサイズを測ると75㌢、4.3㌔と自己記録を更新!! 嬉しさが込み上げます。50㍍ほど沖でヒットしたため、手前に寄せる間に疲れたのでしょうか? 前述したように最後はあまり抵抗を見せずにランディングすることができました。
カンパチは根に執着するため、足もとで食ってきた場合は一気に根に走られてラインブレイクというケースもあります。また、ルアーを回収しようとリトリーブしているときに足もとで食ってくることが多いというのが私の印象です。ブリの10㌔クラスは取れても、カンパチは5㌔も難しいといわれる理由がそこにあるのでしょう。そういった意味でも今回は本当に運がよかったと思います。
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