すぐに始められる!! アジング超入門|【Shar’s=Style= vol.2】
私のホームグランドでもいよいよアジングシーズンが開幕!! 人気がますます広がっているアジングだが、今回はビギナーや入門を考えている方に向け、タックル選びのコツや楽しみ方の基本を紹介しよう!!
Text & Photo:辻原伸弥
待望のアジングシーズンが開幕
今年も私のホームグランドである神戸~明石、淡路島エリアにアジングのシーズンが訪れた。近年のアジングブームにともない、すでに人気ポイントは多くのアジンガーで賑わっている。繊細なタックルを用いて小さなアタリに集中するアジングは、老若男女を問わずに多くの釣り人を魅了している。
数年前からSWルアーの楽しい世界を体験し始めたハッちゃんもその1人。アジングが最も好きな釣りだという。5月31日、そんな彼女からのリクエストで、デイゲームを楽しもうと淡路島の福良漁港へ釣行。現地に到着したタイミングは上げ7分といったところ。満潮の潮止まりまでがチャンスタイムと睨んでアプローチを開始した。
さっそくキャストを始めると、すぐに小さなアタリを数回とらえたがフッキングには至らない。同様に悩むハッちゃんはジグヘッドを軽量な0.5㌘にチェンジし、食わせやすくする作戦に。私が監修したワーム(ダイワ・月下美人ビビビーム極み「のりたま」カラー)をセットし、少し離れたポイントを狙うというので横で観察することにした。
すると、すぐに「コツコツ、コツコツ!!」とロッドティップを小刻みに揺らすアタリが。しっかりと食い込ませてフッキングに持ち込み、見事にアジをゲットした。さらに、ボトムシェイクでついばむようなアタリを誘い出してアジを追加。連続ヒットに彼女の笑顔は止まらない。
釣り歴数年で釣行回数も少ない彼女だが、それでもこのように存分に楽しめるのもアジングの魅力だろう。そこで、今回はこれからアジングシーズンを迎えるにあたり、ビギナーやこの釣りに入門しようと考えている方に向けて「押さえおきたいアジング入門の知識」を私なりに紹介させていただきたい。
アジングの奥深さ
以前はSWライトゲームのターゲットといえばメバルだったが、現在はアジングも人気の釣りとしてすっかり確立された。ただ、正直アジングが注目された当初は今のような感じではなかった。特に関西圏の経験豊富なアングラーのみなさんはアジをルアーで釣ることに戸惑いがあったように思う。
というのも、関西では古くからサビキ釣りでのアジ狙いが親しまれており、週末ともなれば漁港や堤防は家族連れを含む多くの釣り人で賑わっている。そして、みなさんご存じの通り、サビキ釣りでは複数のハリがついた仕掛けでアジを狙い、次々と釣果を伸ばしていく。そんなイージーな釣りのイメージが強いアジを1匹ずつルアーで狙うことに多少の抵抗感があったのだろう。
しかし、実際にアジングを体験すると、サビキ釣りでは決して味わえない独特の世界が存在することが分かった。一度アジを掛けたら「止められない、止まらない」といった具合に魅了されていったというのが、この釣りが広く親しまれるようになった経緯であるように思う。ベテランアングラーも夢中になるほどの奥深さがあるのだ。
さらに、シーズンにもよるが釣果が上がっているポイントに出向けば誰でも簡単に、しかも日中にも狙って釣ることができるのもアジングの魅力。手軽に楽しめて食味もよいということでその人気が一気に全国各地へと広がったことも頷ける。
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