釣れるポッパーとその使い方は? モンスター青物をおびき出すポッパー使い《前編》
釣れるポッパーとは?
一般的に釣れるポッパーのアクションは以下の4パターンとなる。
①サソイのポッピングアクション(大きなスプラッシュ)。
②ダイブアクション(泡をまとってのダイブ)。
③スイミングアクション(水面直下のスイミング)。
④食わせのポッピングアクション(小さなスプラッシュ)。
これらを荒れた条件下でもきちんと演出できることが青物狙いに有効なポッパーだと考えている。
そういう意味でも形状はスリム系、アクションはスプラッシュよりもダイブ&スイム重視のタイプを選んでいる。もっとも、ダイブ能力に優れたタイプのポッパーにはスプラッシュも優秀なものが多いものである。ちなみに、私のお気に入りはカミワザ・デコPOPスリム160、130、レプトン・早掛王180、140、KM工房・ティンバーなど。これらに共通するのは、水絡みのよさが好反応に繋がっていると思われるウッド製という点である。一般的なインジェクションルアーではタックルハウス・フィードダイビングウォブラーを多用する。
なお、カラーについてはあまりこだわる必要はないと考えており、視認性がよいものを選んでいる。
ポッパーに求める3個条
①荒天時でも使える安定性の高さ…波が高くてもバランスを崩すことなく水を噛むこと。
②ポッピングとダイビングを両用できる…しっかりとスプラッシュを立てつつ、潜ることにも長けていること。
③しっかりとした泡を出す…しっかりとした消えにくい泡を出すこと。ダイブ時も泡を身にまとうのが理想的。
アプローチパターン
メソッドはタダ巻きが最強である。ベタナギならタダ巻きでの水押しと、小さなスプラッシュを立てながらのリトリーブだけでドカンと下から突き上げてくることが多い。
この食わせのアクションはナギに限ったものではない。荒天時でも非常に効果的だ。ただ、ナギの日なら小さなアクションとスプラッシュで十分アピールできてバイトに持ち込めるが、荒れているときは大きなスプラッシュ、泡をまとったダイブ&スイミングを駆使したアピールが必要となる。さらに小さなスプラッシュでしっかりと食わせの間(ま)を作ることも考えるが、そのロッドワークが難しい状況ならタダ巻きでバイトに持ち込んでもいい。
また、ダイビングペンシルのような誘い出しのアクションを出してやるのも非常に有効だ。ポッピングと同時にダイブさせ、泡をまとわせながら緩やかなS字のスイミングを見せてからの急浮上という、まさにダイビングペンシルの動きが効果的だ。ナギのときはダイビングペンシルでやればいいことだが、荒れているときはそのかわりとして誘い出しのメソッドも行なえるポッパーは非常に重宝する。
(《後編》に続きます)
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