初夏の大型メバルをキャッチするために…~②有利な要素を見極めよう!!~|【UNCHAIN SKILL act.11】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

初夏の大型メバルをキャッチするために…~②有利な要素を見極めよう!!~|【UNCHAIN SKILL act.11】

日の出(日の入り)・月の出(月の入り)の時間と角度の把握

潮回りや干満時間、潮位などは多くのアングラーが熟知しているもの。しかし、忘れがちなのが日の出(日の入り)、月の出(月の入り)の時間と角度だ。これらはインターネットなどで容易に情報が入手できるので把握しておくと釣りの幅が広がる。

たとえば、夕まづめに時間的余裕がない場合などは、方角的に日の入りを妨げない(遮蔽物がない)釣り場を選択すると、より長く夕まづめを享受できる。他にも日没後すぐに高い位置に月があって緻密な釣りでも苦戦する、月の出までタイムラグがあるので通常の釣りが展開できる、月が沈んでから日の出までのスケジュールでもゲームが組み立てられるなど、「日の出(日の入り)・月の出(月の入り)」を意識してポイントを選択することにより、ゲーム展開が大きく異なる。なお、朝まづめも地形を意識してエントリーをすれば2度楽しめることも覚えておきたい。

大型メバル 潮位・雨・ワームカラー4
大型メバル 潮位・雨・ワームカラー5
同じエリアの同じ時間であっても、ポイントの地形的な要因によって光量が異なる。その点もしっかりと意識して…。

雨天のとらえ方

メバルの活性が高い梅雨時期に無視できない雨だが、よい結果をもたらすことも、わるく出ることも理解しておかなければならない。

雨による溶存酸素量の増加や上がり過ぎた水温の低下、ローライト効果もあり、降り始めやそれほど雨量が多くない場合はプラスに作用することが多い。逆に雨量が多い場合や長雨などで時間が経過すると流出した富栄養からプランクトンが異常発生し、夜光虫や赤潮により水質が悪化するなどマイナスに作用することが多い。

私のホームエリアの志摩エリアは大河川がないものの伊勢湾奥に木曽三川を有しており、雨が降ると長期に渡ってその影響を受けることも少なくない。そのような場面に遭遇したら、河川や生活排水の影響を受けにくい釣り場の潮通しがわるいところに魚が溜まっていることもあるので覚えておきたい。

匂いつきワームについて

ワームカラー、アクションなどの視覚アピールや波動と同様に、匂いつきワームの水中における匂いの拡散能力は高いので大きな武器となる。代表的なガルプやエコギア・アクアなどの釣獲能力は誰もが認めるところだが、匂いへの抵抗感や「漏れたら大変。かといって容器に入れるとかさ張るし…」などの理由で躊躇するアングラーも多い。また、あまりの威力にレンジやアプローチに多少のズレがあってもバイトを得れてしまうことがスキルの向上を阻害するという危惧もある。

とはいえ、私自身は釣り場開拓やシビアな状況を見極めるためのパイロットルアーとしては最強だと思っている(個人的には虫餌でさえアリと考えている)。

エラストマー製ワームの有効性

登場から長い年月が経過しても未だに新素材ワームといわれるエラストマー製ワーム。近年では製品化の限界レベルまで柔らかいハンドポワード系ワームも出現している中、一般的にはフグに強いことや耐久性の高さによる節約系ワームなどの特性が先行して、釣獲性能的にはあまりよいイメージがないように思う。しかし、私自身は最強の尺メバルワームだと考えている。

理由は素材的な硬さや、密着性によるズレの少なさによりセカンドバイトが得られること。地域差はあるが、尺メバル狙いではひと晩に1回バイトが得られるかどうかということも少なくない。そこでのセカンドバイトの有無は非常に大きい。

大型メバル 潮位・雨・ワームカラー6
ワームが持つ+αの要素についても注目したいといころである。

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